問 31
高齢者と医薬品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 医薬品の副作用で口渇が生じた場合、高齢者は誤嚥(食べ物等が誤って気管に入り込むこと)を誘発しやすくなるので注意が必要である。
b 生理機能の衰えの度合いは個人差が小さいので、年齢から副作用のリスク増大の程度を判断できる。
c 高齢者では、医薬品の取り違えや飲み忘れを起こしやすいなどの傾向があり、家族や周囲の人(介護関係者等)の理解や協力も含めて、医薬品の安全使用の観点からの配慮が重要となることがある。
a b c
1 正 正 正
2 正 誤 正
3 正 誤 誤
4 誤 正 誤
5 誤 正 正
問 32
医薬品のプラセボ効果に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセボ効果という。
b プラセボ効果は、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)や、条件付けによる生体反応、医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待(暗示効果)等が関与して生じると考えられている。
c プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることもあるが、不確実であり、それを目的として医薬品が使用されるべきではない。
d プラセボ効果によってもたらされる反応や変化は、望ましいもの(効果)のみであり、不都合なもの(副作用)はない。
a b c d
1 正 正 正 正
2 正 正 正 誤
3 誤 誤 正 正
4 正 誤 誤 誤
5 誤 正 誤 正
問 33
薬品の品質に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 医薬品に配合されている成分には、高温や多湿によって品質の劣化を起こしやすいものが多いが、光(紫外線)によって品質の劣化を起こすものはない。
b 品質が承認等された基準に適合しない医薬品は、販売することができない。
c 一般用医薬品は、家庭における常備薬として購入されることも多いことから、外箱等に記載されている使用期限から十分な余裕をもって販売がなされることが重要である。
a b c
1 正 正 正
2 正 正 誤
3 正 誤 正
4 誤 正 正
問 34
一般用医薬品の役割に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防(科学的・合理的に効果が期待できるものに限る。)
b 生活の質(QOL)の改善・向上
c 健康の維持・増進
d 健康状態の自己検査
a b c d
1 正 正 正 正
2 誤 正 正 正
3 正 誤 正 正
4 正 正 誤 正
5 正 正 正 誤
問 35
適切な医薬品選択及び受診勧奨に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 高熱や激しい腹痛がある場合など、症状が重いときに、一般用医薬品を使用することは、一般用医薬品の役割にかんがみて、適切な対処といえる。
b 一般用医薬品を一定期間若しくは一定回数使用しても症状の改善がみられない又は悪化したときには、医療機関を受診して医師の診療を受ける必要がある。
c 一般用医薬品の販売等に従事する専門家による情報提供は、必ずしも医薬品の販売に結びつけるのでなく、医療機関の受診を勧めたり、医薬品の使用によらない対処を勧めることが適切な場合がある。
a b c
1 正 誤 正
2 誤 誤 誤
3 正 正 誤
4 誤 正 正
5 正 正 正
問 36
一般用医薬品販売時のコミュニケーションに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 登録販売者は、一般の生活者のセルフメディケーションに対して、第二類医薬品及び第三類医薬品の販売や情報提供を担う観点から、生活者を支援していくという姿勢で臨むことが基本となる。
b 医薬品の販売に従事する専門家は、購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しい場合は、コミュニケーションを図る必要はない。
c 一般用医薬品は家庭における常備薬として購入されることも多いことから、医薬品の販売に従事する専門家は、その医薬品によって対処しようとする症状等が現にあるか把握するよう努めることが望ましい。
a b c
1 誤 正 誤
2 正 誤 正
3 正 正 誤
4 誤 正 正
5 誤 誤 正
問 37
サリドマイド及びサリドマイド訴訟に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a サリドマイドは解熱鎮痛成分として承認され、その鎮痛作用を目的として胃腸薬にも配合された。
b サリドマイド製剤を妊娠している女性が使用した場合、サリドマイドは血液-胎盤関門を通過して胎児に移行する。
c サリドマイドの血管新生を妨げる作用は、光学異性体のうちS体のみが有し、R体にはないが、R体を分離して製剤化しても催奇形性は避けられない。
d サリドマイドによる薬害事件は、世界的にも問題となったため、WHO加盟国を中心に市販後の副作用情報の収集の重要性が改めて認識された。
a b c d
1 正 正 正 正
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 誤 誤
4 誤 誤 誤 正
5 誤 正 正 正
問 38
スモン及びスモン訴訟に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 スモンの原因となったキノホルム製剤は、1958 年頃から呼吸器症状を伴う特異な神経症状が報告されるようになり、米国では 1960 年にアメーバ赤痢への使用に限ることが勧告された。
2 スモン訴訟の被告である国は、スモン患者の早期救済のためには、和解による解決が望ましいとの基本方針に立って和解が勧められ、1979 年に全面和解が成立した。
3 スモン患者に対しては、施術費及び医療費の自己負担分の公費負担、重症患者に対する介護事業等が講じられている。
4 スモン訴訟を契機の一つとして、1979 年、医薬品の副作用による健康被害の迅速な救済を図るため、医薬品副作用被害救済制度が創設された。
問 39
クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)及びCJD訴訟に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a CJDは、次第に認知症に類似した症状が現れ、死に至る重篤な神経難病である。
b CJDは、ウイルスが原因とされ、ウイルス不活化のための十分な化学的処理が行われないまま製品化されたヒト乾燥硬膜を脳外科手術で移植された患者に発生した。
c 国、輸入販売業者及び製造業者を被告として提訴され、2002 年に和解が成立した。
d CJD訴訟を受けて、2002 年の薬事法改正により、緊急に必要とされる医薬品を迅速に供給するための緊急輸入制度が創設された。
1(a、c) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d)
問 40
C型肝炎及びC型肝炎訴訟に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a C型肝炎訴訟とは、出産や手術での大量出血などの際に特定のグロブリン製剤や血液凝固第Ⅸ因子製剤の投与を受けたことにより、C型肝炎ウイルスに感染したことに対する損害賠償訴訟である。
b 国及び製薬企業を被告として提訴されたが、未だ全面和解には至っていない。
c 2008 年にC型肝炎感染被害者を救済するための給付金の支給に関する特別措置法が制定、施行された。
d 「薬害再発防止のための医薬品行政等の見直しについて(最終提言)」を受け、(独)医薬品医療機器総合機構による感染等被害救済制度が創設された。
a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 誤 正 正
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 誤 正
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