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【令和3年度・東海北陸③】登録販売者過去問解説【人体の働きと医薬品】

過去問題・解説

問 11 神経系の働きに関する記述のうち、正しいものはどれか。

1 体性神経系は、交感神経系と副交感神経系からなる。
2 副交感神経系が活発になると腸の運動は亢進する。
3 交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンであり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンである。
4 交感神経系が活発になると排尿筋が収縮し、排尿が促進される。

【正解2】
1×「自律神経系」は、交感神経系と副交感神経系からなる。
2○
3×交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は「ノルアドレナリン」であり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は「アセチルコリン」である。
4×「副交感神経系」が活発になると排尿筋が収縮し、排尿が促進される。

問 12 医薬品の吸収に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

1 消化管における有効成分の吸収量や吸収速度は、消化管内容物や他の医薬品の作用による影響を受ける。
2 経皮吸収製剤は、適用部位に対する局所的な効果を目的としているため、全身作用を目的として設計された経皮吸収製剤はない。
3 鼻腔粘膜の下には毛細血管が豊富なため、点鼻薬の成分が循環血液中に移行しやすく、全身性の副作用を生じることがある。
4 含嗽薬(うがい薬)では、咽頭粘膜からの吸収が原因で全身的な副作用が起こることは少ない。

【正解2】
経皮吸収製剤では、適用部位から吸収された有効成分が、循環血液中に移行して全身作用を示すことを目的として設計されたものもある。

問 13 医薬品の代謝及び排泄に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

1 循環血液中に存在する有効成分の多くは、未変化体又は代謝物の形で腎臓から尿中に排泄される。
2 小腸で吸収された有効成分は、全身循環に移行する前に肝臓を通過するため、肝機能が低下した人では効き目が過剰に現れたり、副作用を生じやすくなったりする。
3 医薬品の有効成分の血中濃度は、ある時点でピーク(最高血中濃度)に達し、その後は低下していくが、これは代謝・排泄の速度が吸収・分布の速度を上回るためである。
4 腎機能が低下した人では、正常の人よりも有効成分の尿中への排泄が速くなり、血中濃度が上がりにくい。そのため、医薬品の効き目が弱くなることがある。

【正解4】
腎機能が低下した人では、正常の人よりも有効成分の尿中への排泄が「遅れ」、血中濃度が「下がりにくい」。そのため、医薬品の効き目が「過剰に現れたり」、副作用を生じやすくなったりする。

問 14 皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群、SJS)及び中毒性表皮壊死融解症(TEN)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a TENは、SJSと関連のある病態と考えられており、TENの症例の多くがSJSの進展型とみられている。
b 38℃以上の高熱、口唇や陰部のただれ、目の充血・目やに(眼分泌物)、広範囲の皮膚の発赤等の症状が持続したり、又は急激に悪化したりする場合には、SJS又はTENの発症が疑われるため、原因と考えられる医薬品の使用を中止して、直ちに皮膚科等の専門医を受診する必要がある。
c SJS又はTENの前兆として両眼に現れる急性結膜炎は、皮膚や粘膜の変化とほぼ同時期又は半日~1日程度先行して生じることが知られている。
d SJSとTENは、いずれも原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多いが、1か月以上経ってから起こることもある。

a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 正 正 正 正

【正解5】
a○
b○
c○
d○

問 15 全身に現れる副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 医薬品により生じる肝機能障害は、有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる中毒性のものと、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに大別される。
b 黄疸とは、ビリルビン(黄色色素)が胆汁中へ排出されず血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。黄疸を発症すると、血液中のビリルビンが尿中に排出されなくなることにより、尿の色が薄くなる。
c ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種である。原因物質によって発生頻度は異なり、医薬品の場合、以前にその医薬品によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人で起きる可能性が高い。
d 一般に、ショック(アナフィラキシー)では皮膚の痒み、顔面蒼白、冷や汗、息苦しさなど、複数の症状が現れるが、致命的な転帰をたどることはない。

a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 正 誤 正 正

【正解3】
a○
b×発症すると、血液中のビリルビンが尿中に「排出される」ことにより、尿の色が「濃く」なることもある。
c○
d×適切な対応が遅れるとチアノーゼや呼吸困難等を生じ、致命的な転帰をたどることが「ある」。

問 16 消化器系に現れる副作用に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

1 消化性潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、その一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態である。
2 消化性潰瘍では、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、胃痛、糞便が黒くなるなどの症状が現れる。
3 イレウス様症状の発症リスクは、小児や高齢者で高い。
4 イレウス様症状は医薬品の作用によって腸管運動が亢進した状態をいい、発症すると激しい腹痛、嘔吐、軟便や下痢が現れる。

【正解4】
医薬品の作用によって腸管運動が「麻痺」して腸内容物の通過が妨げられると、激しい腹痛やガス排出の停止、嘔吐、腹部膨満感を伴う「著しい便秘」が現れる。

問 17 呼吸器系に現れる副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 間質性肺炎は、気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じることによって発症する。
b 間質性肺炎を発症すると、肺胞と毛細血管の間のガス交換効率が低下して体内が低酸素状態となるために、息切れ・息苦しさ等の呼吸困難、空咳(痰の出ない咳)、発熱等の症状を呈する。
c 原因となる医薬品の使用後に喘息が現れた場合、軽症例では半日程度で回復するが、重症例では24時間以上持続し、窒息による意識消失から死に至る危険がある。
d 通年性(非アレルギー性)の鼻炎や慢性副鼻腔炎(蓄膿症)等、鼻の疾患を合併している人や、成人になってから喘息を発症した人では、医薬品の使用による喘息を発症しやすい。

a b c d
1 誤 誤 正 正
2 正 誤 誤 正
3 正 正 誤 誤
4 正 正 正 誤
5 誤 正 正 正

【正解5】
a×間質性肺炎ではなく、「通常の肺炎」の内容。
b○
c○
d○

問 18 感覚器系に現れる副作用に関する記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

眼球内の角膜と水晶体の間を満たしている眼房水が排出され( a )なると、眼圧が上昇して視覚障害を生じることがある。例えば、抗( b )作用がある成分が配合された医薬品によって眼圧が上昇することがあるため、( c )のある人では厳重な注意が必要である。

1 aにくく  bコリン     c緑内障
2 aやすく  bアドレナリン  c緑内障
3 aにくく  bコリン     c白内障
4 aにくく  bアドレナリン  c白内障
5 aやすく  bコリン     c白内障

【正解1】
眼球内の角膜と水晶体の間を満たしている眼房水が排出され( aにくく )なると、眼圧が上昇して視覚障害を生じることがある。例えば、抗( bコリン )作用がある成分が配合された医薬品によって眼圧が上昇することがあるため、( c緑内障 )のある人では厳重な注意が必要である。

問 19 次の医薬品の剤形と、その特徴との関係のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a 経口液剤  ― 液状の剤形のうち、内服用の剤形である。固形製剤よりも飲み込みやすく、既に有効成分が液中に溶けたり分散したりしているため、服用後、比較的速やかに消化管から吸収されるという特徴がある。
b 腸溶錠   ― 口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形であり、水なしでも服用できる。
c スプレー剤 ― 有効成分を霧状にする等して局所に吹き付ける剤形である。手指等で塗りにくい部位や、広範囲に適用する場合に適している。
d クリーム剤 ― 外用の剤形であり、外用液剤に比べて患部が乾きやすいという特徴がある。

1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

【正解2】
a○
b×腸溶錠 ― 腸内での溶解を目的として錠剤表面をコーティングしている錠剤であり、口中で噛み砕いて服用してはならない。
記述は、「チュアブル錠」の内容。
c○
d×クリーム剤 ― 患部が乾燥していたり、患部を水で洗い流したい場合等に用いる。
「軟膏剤やクリーム剤」に比べて、患部が乾きやすいという特徴があるのは、「外用液剤」。

問 20 医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 医薬品の使用が原因で血液中の白血球(好中球)が減少し、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱くなって、突然の高熱、悪寒、喉の痛み、倦怠感等の症状を呈することがある。
b 医薬品の副作用による震え(振戦)、興奮、眠気、うつ等の精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用等、不適正な使用が原因で発症するため、通常の用法・用量を守っていれば発症することはない。
c 接触皮膚炎は医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしていることが多い。
d 薬疹は、アレルギー体質の人や以前に薬疹を起こしたことがある人で生じやすいが、それまで薬疹を経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることもある。

a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 正 誤 正 正

【正解5】
a○
b×不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することが「ある」。
c○
d○
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