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【令和5年度・関東甲信越④】登録販売者過去問解説【主な医薬品とその作用】

過去問題・解説

問 81
胃腸に作用する薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 医薬部外品として製造販売されている製品もあるが、それらは人体に対する作用が緩和なものとして、配合できる成分やその上限量が定められている。
b オウバク、ケイヒ等の生薬成分を配合した健胃薬は、味や香りが強いため、散剤をオブラートで包む等、味や香りを遮蔽する方法で服用することが適当である。
c セトラキサート塩酸塩は、体内で代謝されてトラネキサム酸を生じることから、出血傾向が強くなるおそれがある。
d ウルソデオキシコール酸は、胆汁の分泌を促す作用があるとされ、消化を助ける効果を期待して用いられる。

a b c d
1 誤 正 誤 正
2 正 誤 誤 正
3 誤 誤 正 誤
4 正 正 正 誤
5 正 誤 正 正

【正解2】
a○
b×散剤をオブラートで包む等、味や香りを遮蔽する方法で服用されると「効果が期待できず」、そのような服用の仕方は適当で「ない」。
c×体内で代謝されてトラネキサム酸を生じることから、「血栓のある人、血栓を起こすおそれのある人では、生じた血栓が分解されにくくなることが考えられる」。
d○

問 82
胃腸に作用する薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 制酸成分を主体とする胃腸薬については、酸度の高い食品と一緒に使用すると胃酸に対する中和作用が低下することが考えられる。
b 安中散、人参湯(理中丸)、平胃散、六君子湯は、いずれもカンゾウを含む。
c 一般用医薬品で、制酸と健胃のように相反する作用を期待するものが一緒に配合されることはない。
d ゲファルナートはアルミニウムを含む成分であるため、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。

a b c d
1 正 正 正 正
2 正 誤 誤 誤
3 誤 誤 正 正
4 正 正 誤 誤
5 誤 正 正 誤

【正解4】
a○
b○
c×制酸と健胃のように相反する作用を期待するものが一緒に配合されることも「ある」。
d×「アルジオキサ、スクラルファート」等はアルミニウムを含む成分であるため、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。ゲファルナートは、「アルミニウムを含まない」。

問 83
胃腸鎮痛鎮痙薬に含まれる抗コリン成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 抗コリン作用を示すアルカロイドを豊富に含む生薬成分として、ロートエキスが用いられる。
b 排尿困難の症状がある人に使用すると、排尿困難の症状を悪化させるおそれがある。
c 抗コリン成分が配合された医薬品を使用した後は、眠気等が現れることがあるため、自動車の運転を避ける必要がある。
d 抗コリン成分には、ブチルスコポラミン臭化物、ジサイクロミン塩酸塩、パパベリン塩酸塩がある。

a b c d
1 誤 正 誤 正
2 正 正 誤 正
3 誤 誤 正 正
4 正 正 正 誤
5 正 誤 正 誤

【正解4】
a○
b○
c○
d×ブチルスコポラミン臭化物、ジサイクロミン塩酸塩は抗コリン成分だが、「パパベリン塩酸塩は抗コリン成分ではない」。

問 84
浣腸薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 直腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けるべきである。
b グリセリンが配合された浣腸薬が、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用されると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起こすおそれがある。
c ソルビトールは、直腸内で徐々に分解して微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。
d 炭酸水素ナトリウムは、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す効果を期待して用いられる。

a b c d
1 正 誤 誤 誤
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 正 正

【正解2】
a○
b○
c×記述は、「炭酸水素ナトリウム」の内容である。
d×記述は、「グリセリン、ソルビトール」の内容である。

問 85
腸及び腸に作用する薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 急性の下痢の主な要因として、体の冷えや消化不良、細菌やウイルス等の消化器感染、緊張等の精神的なストレスがある。
b トリメブチンマレイン酸塩は、重篤な副作用として肝機能障害を生じることがあるため、肝臓病の診断を受けた人では、使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談するべきである。
c タンニン酸ベルベリンに含まれるベルベリンは、牛乳に含まれるタンパク質から精製される成分であるため、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。

a b c
1 正 正 誤
2 正 誤 誤
3 誤 誤 正
4 正 正 正

【正解1】
a○
b○
c×「タンニン酸アルブミン」に含まれる「アルブミン」は、牛乳に含まれるタンパク質から精製される成分であるため、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。

問 86
次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、最も適切なものはどれか。
体力中等度以下で、ときに便が硬く塊状なものの便秘、便秘に伴う頭重、のぼせ、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、食欲不振(食欲減退)、腹部膨満、腸内異常醗酵、痔などの症状の緩和に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。また、本剤を使用している間は、他の瀉下薬の使用を避ける必要がある。

1 牛車腎気丸
2 四物湯
3 黄連解毒湯
4 麻子仁丸

【正解4】
「本剤を使用している間は、他の瀉下薬の使用を避ける必要がある」という記述から、腸の不調を改善する目的で用いられる漢方処方製剤と分かる。「便が硬く塊状なものの便秘」が特徴的である。
1牛車腎気丸:泌尿器症状の緩和に用いる漢方処方製剤
2四物湯  :婦人科症状の緩和に用いる漢方処方製剤
3黄連解毒湯:精神神経~滋養強壮保健薬以外の漢方処方製剤

問 87
駆虫薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 駆除した虫体や腸管内に残留する駆虫成分の排出を促すため併用する瀉下薬として、ヒマシ油を用いる。
b 駆虫薬は、食事を摂って消化管内に内容物があるときに使用すると、消化管内容物の消化・吸収に伴って駆虫成分の吸収が高まることから、食後に使用することとされているものが多い。
c 駆虫薬は、一度に多く服用しても駆虫効果が高まることはなく、かえって副作用が現れやすくなるため、定められた1日の服用回数や服用期間を守って適正に使用されることが重要である。
d 駆虫薬は、腸管内に生息する虫体にのみ作用し、虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫(回虫の場合)には駆虫作用が及ばない。

a b c d
1 正 正 誤 正
2 正 正 正 誤
3 誤 誤 正 正
4 正 誤 誤 正
5 誤 誤 正 誤

【正解3】
a×ヒマシ油を使用すると腸管内で駆虫成分が吸収されやすくなり、副作用を生じる危険性が高まるため、「ヒマシ油との併用は避ける必要がある」。
b×「空腹時」に使用することとされているものが多い。
c○
d○

問 88
痔疾用薬の配合成分とその配合目的との関係について、正しいものの組合せはどれか。
a デカリニウム塩化物      ―  殺菌消毒作用
b ジフェンヒドラミン塩酸塩   ―  局所麻酔作用
c アミノ安息香酸エチル     ―  収斂保護止血作用
d プレドニゾロン酢酸エステル  ―  抗炎症作用

1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(c、d)

【正解3】
a○
b×ジフェンヒドラミン塩酸塩 ― 「鎮痒作用(抗ヒスタミン作用)」
c×アミノ安息香酸エチル ― 「局所麻酔作用」
d○

問 89
痔及び痔疾用薬に含まれる成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 直腸粘膜と皮膚の境目となる歯状線より下部の、肛門の出口側にできた痔核を外痔核と呼び、排便と関係なく、出血や患部の痛みを生じる。
b 痔瘻は、肛門内部に存在する肛門腺窩と呼ばれる小さなくぼみに糞便の滓が溜まって、炎症・化膿を生じた状態をいう。
c 痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、クロタミトンのような組織修復成分が用いられる。

a b c
1 正 正 誤
2 正 正 正
3 誤 正 誤
4 誤 誤 正

【正解1】
a○
b○
c×記述は、「アラントイン、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイネート(別名アルクロキサ)」の内容である。
クロタミトンは、「局所への穏やかな刺激によって痒みを抑える効果を期待して配合される熱感刺激成分」である。

問 90
点眼薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 点眼薬は、結膜嚢に適用するものであるため、通常、無菌的に製造されている。
b 点眼薬は、薬液が結膜嚢内に行き渡るよう一度に数滴点眼することで効果が増す。
c 医師から処方された点眼薬を使用している場合には、一般用医薬品の点眼薬を併用すると、治療中の疾患に悪影響を生じることがある。
d 一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものがある。

a b c d
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 誤 正 正
5 誤 正 誤 正

【正解3】
a○
b×「一度に何滴も点眼しても効果が増すわけではない」。むしろ薬液が鼻腔内へ流れ込み、鼻粘膜や喉から吸収されて、副作用を起こしやすくなる。
c○
d×一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものは「ない」。

問 91
眼科用薬の配合成分とその配合目的との関係の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ケトチフェンフマル酸塩     ―  目の痒みを和らげる
b イプシロンーアミノカプロン酸  ―  目の炎症を改善する
c ネオスチグミンメチル硫酸塩   ―  目の充血を除去する
d アズレンスルホン酸ナトリウム  ―  炎症を生じた眼粘膜の組織修復を促す

a b c d
1 正 正 誤 正
2 正 誤 誤 誤
3 正 正 正 誤
4 誤 誤 正 正
5 誤 正 誤 正

【正解1】
a○
b○
c×ネオスチグミンメチル硫酸塩 ― 「目の調節機能を改善する」
d○

問 92
皮膚に用いる薬及び殺菌消毒成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 外皮用薬は、表皮の角質層が柔らかくなることで有効成分が浸透しやすくなることから、入浴後に用いるのが効果的とされる。
b アクリノールは、一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌)、真菌、結核菌、ウイルスに対する殺菌消毒作用を示す。
c ヨードチンキは、皮膚刺激性が強く、粘膜(口唇等)や目の周りへの使用は避ける必要がある。
d クロルヘキシジングルコン酸塩は、一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、結核菌やウイルスに対する殺菌消毒作用はない。

a b c d
1 誤 誤 正 誤
2 正 誤 正 正
3 正 正 誤 誤
4 誤 誤 誤 正

【正解2】
a○
b×アクリノールは、一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌)に対する殺菌消毒作用を示すが、「真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がない」。
c○
d○

問 93
皮膚に用いる薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a ケトプロフェンには、殺菌作用があり、皮膚感染症に対して効果がある。
b 一般用医薬品のインドメタシンを主薬とする外皮用薬は、小児への使用について有効性・安全性が確認されているため、11 歳未満の小児に使用できる。
c ピロキシカムは、光線過敏症の副作用を生じることがあり、野外活動が多い人では、他の抗炎症成分が配合された製品を選択することが望ましい。
d デキサメタゾンは、外用の場合、末梢組織(患部局所)における炎症を抑える作用を示し、特に、痒みや発赤などの皮膚症状を抑えることを目的として用いられる。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

【正解5】
a×殺菌作用は「ない」ため、皮膚感染症に対しては効果が「ない」。
b×小児への使用については有効性・安全性が確認されて「おらず」、11歳未満の小児「向けの製品はない」。
c○
d○

問 94
歯や口中に用いる薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 歯痛薬(外用)は、歯痛を鎮め、歯の齲蝕を修復することを目的とする一般用医薬品である。
b 歯周炎(歯槽膿漏)には、歯肉溝での細菌の繁殖を抑えることを目的として、セチルピリジニウム塩化物等の殺菌消毒成分が配合されている場合がある。
c 口内炎用薬は口腔内を清浄にしてから使用することが重要であり、口腔咽喉薬、含嗽薬などを使用する場合には、十分な間隔を置くべきである。
a b c
1 誤 正 正
2 誤 正 誤
3 誤 誤 正
4 正 正 正
5 正 誤 誤

【正解1】
a×歯痛薬は、歯の「齲蝕による歯痛を応急的に鎮める」ことを目的とする一般用医薬品であり、「歯の齲蝕が修復されることはない」。
b○
c○

問 95
禁煙補助剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 禁煙補助剤は、ニコチン置換療法に使用される、ニコチンを有効成分とする医薬品である。
b 禁煙補助剤には、噛むことにより口腔内でニコチンが放出され、口腔粘膜から吸収されて循環血液中に移行する咀嚼剤と、1日1回皮膚に貼付することによりニコチンが皮膚を透過して血中に移行するパッチ製剤がある。
c 口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が増加するため、咀嚼剤は口腔内を酸性にする食品を摂取した後しばらくは使用を避けることとされている。
d 心臓疾患、脳血管障害、腎臓病などの診断を受けた人では、使用している治療薬の効果に影響を生じたり、症状を悪化させる可能性があるため、禁煙補助剤を使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬を調剤した薬剤師に相談するなどの対応が必要である。

a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 誤 正 正
3 誤 正 誤 正
4 正 誤 誤 誤
5 正 正 誤 正

【正解5】
a○
b○
c×口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が「低下」する。
d○

問 96
滋養強壮保健薬とその成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a ビタミンA主薬製剤は、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時、発育期等のビタミンAの補給に用いられる。
b ビタミンC主薬製剤は、歯ぐきからの出血・鼻血の予防、肉体疲労時、病中病後の体力低下時、老年期におけるビタミンCの補給に用いられる。
c ビタミンD主薬製剤は、ピリドキシン塩酸塩又はピリドキサールリン酸エステルが主薬として配合された製剤で、骨歯の発育不良、くる病の予防、老年期のビタミンDの補給に用いられる。
d ビタミンEの過剰症としては、高カルシウム血症、異常石灰化が知られている。

1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(c、d)

【正解1】
a○
b○
c×ビタミンD主薬製剤は、「エルゴカルシフェロール又はコレカルシフェロール」が主薬として配合された製剤で、骨歯の発育不良、くる病の予防、また、妊娠・授乳期、発育期、老年期のビタミンDの補給に用いられる。
ピリドキシン塩酸塩又はピリドキサールリン酸エステルが主薬として配合された製剤は、「ビタミンB6主薬製剤」である。
d×「ビタミンD」の過剰症としては、高カルシウム血症、異常石灰化が知られている。

問 97
漢方の特徴・漢方薬使用における基本的な考え方に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 漢方処方製剤は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。
b 漢方薬を使用する場合、漢方独自の病態認識である「証」に基づいて用いることが、有効性及び安全性を確保するために重要である。
c 一般用漢方製剤に用いることが出来る漢方処方は、現在 300 処方程度である。
d 漢方処方製剤は、処方に基づく生薬混合物の浸出液を濃縮して調製された乾燥エキス製剤を散剤等に加工したもののみ市販されている。

a b c d
1 正 正 誤 正
2 誤 正 誤 誤
3 誤 誤 正 正
4 正 正 正 誤

【正解4】
a○
b○
c○
d×漢方処方製剤の多くは、処方に基づく生薬混合物の浸出液を濃縮して調製された乾燥エキス製剤を散剤等に加工して市販されているが、「軟エキス剤、伝統的な煎剤用の刻み生薬の混合物、処方に基づいて調製された丸剤等も存在する」。

問 98
次の表は、ある痔疾用薬に含まれている成分の一覧である。この痔疾用薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
2包中
トウキ     3.0 g
サイコ     2.5 g
オウゴン    1.5 g
カンゾウ    1.0 g
ショウマ    0.5 g
ダイオウ    0.25 g

a オウゴンはシソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬であり、主に抗炎症作用を期待して用いられる。
b サイコはセリ科のミシマサイコの根を基原とする生薬であり、抗炎症、鎮痛等の作用を期待して用いられる。
c ショウマはモクセイ科のレンギョウの果実を基原とする生薬であり、発汗、解熱、解毒、消炎等の作用を期待して用いられる。
d ダイオウは吸収された成分の一部が乳汁中へ移行するため、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳を避ける必要がある。

1 正 正 誤 正
2 正 誤 正 正
3 誤 誤 正 正
4 誤 正 誤 誤
5 誤 正 正 誤

【正解1】
a○
b○
c×ショウマは、「キンポウゲ科のサラシナショウマ等の根茎」を基原とする生薬で、発汗、解熱、解毒、消炎等の作用を期待して用いられる。
モクセイ科のレンギョウの果実を基原とする生薬は、「レンギョウ」で、「鎮痛、抗菌」等の作用を期待して用いられる。
d○

問 99
消毒薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a イソプロパノールのウイルスに対する不活性効果は、エタノールよりも低い。
b クレゾール石ケン液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示す。
c 有機塩素系殺菌消毒成分は、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられている。
d 消毒薬を誤飲した場合の一般的な家庭における応急処置として、多量の牛乳を飲ませる方法がある。

a b c d
1 正 誤 正 正
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 誤 誤
4 正 正 誤 正
5 誤 正 正 誤

【正解1】
a○
b×クレゾール石ケン液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、「大部分のウイルスに対する殺菌消毒作用はない」。
c○
d○

問 100
殺虫剤・忌避剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 殺虫補助成分とは、それ自体の殺虫作用は弱いか、又はほとんどないが、殺虫成分とともに配合されることにより殺虫効果を高める成分であり、ピリプロキシフェンやジフルベンズロンなどがある。
b スプレータイプの忌避剤を使用した場合、塗りむらがあると忌避効果が落ちるため、手で塗り拡げるなどして、必要以上に使用しないことが重要である。
c 蒸散剤は空間噴射の殺虫剤であり、容器中の医薬品を煙状又は霧状にして一度に全量放出させて使用する。
d 乳剤タイプの殺虫剤は原液を水で希釈して使用するもので、包装単位が大きい製品が多く、通常、個人で用いるよりも地域ぐるみの害虫駆除で使用される。

a b c d
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 誤 正
3 誤 正 正 誤
4 誤 正 誤 正

【正解4】
a×殺虫補助成分には、「ピペニルブトキシド(PBO)やチオシアノ酢酸イソボルニル(IBTA)」などがある。
ピリプロキシフェンやジフルベンズロンは、「昆虫の脱皮や変態を阻害する作用を有する昆虫成長阻害成分」である。
b○
c×記述は、「燻蒸剤」の内容である。
蒸散剤は、「殺虫成分を基剤に混ぜて整形し、加熱したとき又は常温で徐々に揮散するようにしたもの」である。
d○
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