PR

【令和4年・関西広域②】登録販売者過去問解説【主な医薬品とその作用】

過去問題・解説

問 41
次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、最も適切なものを一つ選べ。
体力中等度以下で、冷え症、貧血気味、神経過敏で、動悸、息切れ、ときにねあせ、頭部の発汗、口の渇きがあるものの更年期障害、血の道症、不眠症、神経症、動悸、息切れ、かぜの後期の症状、気管支炎に適すとされる。
まれに重篤な副作用として、間質性肺炎、肝機能障害を生じることが知られている。
1 温経湯
2 当帰芍薬散
3 桂枝茯苓丸
4 四物湯
5 柴胡桂枝乾姜湯

【正解5】

問 42
車で通勤する30歳女性が、仕事中に咳がひどく、周りに迷惑がかからないように咳を鎮めたいため、次の成分の一般用医薬品の鎮咳去痰薬を購入する目的で店舗を訪れた。この女性に対する登録販売者の対応に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
60mL中:
成分             分量
ジヒドロコデインリン酸塩    30 mg
グアイフェネシン       170 mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 12 mg
無水カフェイン         62 mg

a この医薬品は12歳未満の小児には使用できないことから、本人が使用することを確認した。
b 授乳中の人は、この医薬品を服用しないか、服用する場合は授乳を避ける必要があると購入者に説明した。
c この医薬品には、鎮咳成分、去痰成分及び抗ヒスタミン成分が含まれることを説明した。
d この医薬品を服用した後は、乗物又は機械類の運転操作を避けるよう説明した。

1 a正 b正 c 正 d正
2 a誤 b誤 c 正 d正
3 a誤 b誤 c 誤 d正
4 a正 b正 c 誤 d誤
5 a正 b誤 c 正 d誤

【正解1】
a〇
b〇
c〇
d〇

問 43
一般用医薬品の鼻炎用内服薬に配合されている成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a プソイドエフェドリン塩酸塩が配合されている場合は、長期間にわたって連用した場合、薬物依存につながるおそれがある。
b 鼻腔における副交感神経の働きを抑えることで、鼻汁の分泌やくしゃみを抑えることを目的として、ベラドンナ総アルカロイドが配合されている場合がある。
c クレマスチンフマル酸塩が配合されている場合は、抗ヒスタミン作用以外にコリン作用(アセチルコリンに類似した作用)も示すため、使用には注意が必要である。
d 鼻粘膜の血管を拡張させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として、フェニレフリン塩酸塩が配合されている場合がある。

a b c d
1 正 誤 正 誤
2 正 誤 正 正
3 正 正 誤 誤
4 誤 正 正 正
5 誤 正 誤 正

【正解3】
a〇
b〇
c×
抗ヒスタミン作用以外に「抗コリン」作用も示す。
d×
鼻粘膜の血管を「収縮」させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげる。

問 44
一般用医薬品のアレルギー用薬及びアレルギー症状の治療に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 鼻炎用内服薬と鼻炎用点鼻薬は、同じ成分または同種の作用を有する成分が重複することもあり、医薬品の販売等に従事する専門家はそれらが併用されることのないよう注意が必要である。
b アトピー性皮膚炎が疑われる場合やその診断が確定している場合は、医師の受診を勧めることが重要である。
c 皮膚感染症による湿疹の痒み症状に対しては、アレルギー用薬を使用して症状の緩和を図るのではなく、皮膚感染症そのものへの対処を優先する必要がある。
d 医療機関での検査によりアレルゲンを厳密に特定した場合は、医師の指導の下、減感作療法が行われることがある。

a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 誤 正 正
3 正 正 正 正
4 正 誤 正 誤
5 誤 正 誤 正

【正解3】
a〇
b〇
c〇
d〇

問 45
一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑えることにより、鼻アレルギー症状を緩和することを目的として、配合されている場合がある。
b クロルフェニラミンマレイン酸塩は、肥満細胞から遊離したヒスタミンとヒスタミン受容体との結合を妨げることにより、鼻アレルギー症状を緩和することを目的として、配合されている場合がある。
c テトラヒドロゾリン塩酸塩は、鼻粘膜を通っている血管を拡張させる作用を示すため、鼻粘膜症状の緩和を目的として配合されている場合がある。
d アドレナリン作動成分を含む鼻炎用点鼻薬は、長期連用は避けることとされており、3日間位使用しても症状の改善がみられない場合には、使用を中止して医療機関を受診するなどの対応が必要である。

a b c d
1 正 正 誤 正
2 正 正 誤 誤
3 誤 正 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 誤

【正解1】
a〇
b〇
c×
鼻粘膜を通っている血管を「収縮」させる作用を示す。
d〇

問 46
眼科用薬に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものはない。
b 点眼薬は、結膜嚢(結膜で覆われた眼瞼の内側と眼球の間の空間)に適用するものであるが、1滴の薬液量は結膜嚢の容積の50%程度に設定されている。
c 点眼薬は無菌的に製造されるが、法の規定により必ず防腐剤が配合されている。
d 点眼後は、しばらくまばたきを繰り返して、薬液を結膜嚢内に行き渡らせるとよい。

a b c d
1 正 正 誤 誤
2 誤 正 正 誤
3 誤 誤 正 正
4 誤 誤 誤 正
5 正 誤 誤 誤

【正解5】
a〇
b×
1滴の薬液の量は約50μLであるのに対して、結膜嚢の容積は30μL程度とされている。
c×
1回使い切りタイプとして防腐剤を含まない製品もある。
d×
点眼後は、しばらく「眼瞼を閉じて」、薬液を結膜嚢内に行き渡らせる。

問 47
一般用医薬品の眼科用薬に配合される成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a ネオスチグミンメチル硫酸塩は、毛様体におけるアセチルコリンの働きを抑えることで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる。
b ヒスタミンの働きを抑えることにより、目の痒みを和らげることを目的として、ケトチフェンフマル酸塩が配合されている場合がある。
c パンテノールは、結膜の充血を改善するのに必須なビタミン成分である。
d イプシロン-アミノカプロン酸は、目の乾きを改善する有効成分として眼科用薬に用いられる。

a b c d
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 誤 正 誤 誤
4 正 誤 正 誤
5 誤 誤 正 正

【正解3】
a×
ネオスチグミンメチル硫酸塩は、毛様体におけるアセチルコリンの働きを「助ける」。
b〇
c×
パンテノールは、「自律神経系の伝達物質の産生に重要な成分であり、目の調節機能の回復を促す効果を期待して用いられる」。
結膜の充血を改善するビタミン成分は、ビタミンE。
d×
イプシロン-アミノカプロン酸は、「炎症の原因となる物質の生成を抑える作用を示し、目の炎症を改善する効果を期待して用いられる」。
目の乾きを改善する成分は、コンドロイチン硫酸ナトリウムや精製ヒアルロン酸ナトリウム等。

問 48
次の成分を含む鎮痛消炎貼付剤に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
100g中:
成分           分量
サリチル酸グリコール    2.0 g
トコフェロール酢酸エステル 1.0 g
メントール         1.0 g

a サリチル酸グリコールは、局所刺激により患部の血行を促し、また末梢の知覚神経に軽い麻痺を起こすことにより、鎮痛作用をもたらす。
b トコフェロール酢酸エステルは、患部局所の血行を促す目的で配合されているが、血液凝固を抑える働きもあるため、血友病などの出血性血液疾患の診断を受けた人では使用を避ける。
c メントールは、冷感刺激成分であり、患部の血行を促す効果や鎮痛・鎮痒効果を期待して配合されている。
d 本剤は、打撲や捻挫などの急性の腫れや熱感を伴う症状には適さない。

1 a正 b正 c誤 d正
2 a誤 b誤 c正 d誤
3 a正 b正 c正 d誤
4 a正 b誤 c正 d誤
5 a誤 b正 c誤 d正

【正解4】
a〇
b×
「ヘパリン類似物質、ポリエチレンスルホン酸ナトリウム」は、血液凝固を抑える働きもあるため、血友病などの出血性血液疾患の診断を受けた人では使用を避ける。
c〇
d×
打撲や捻挫などの急性の腫れや熱感を伴う症状に対しては、冷感刺激成分(メントール)が配合された外用鎮痛薬が適す。

問 49
外皮用薬及びその配合成分に関する記述について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 紫雲膏は、ひび、あかぎれ、しもやけ、うおのめ、あせも、ただれ、外傷、火傷、痔核による疼痛、肛門裂傷、湿疹・皮膚炎に適すとされる。
b ナファゾリン塩酸塩は、創傷面に浸透して、血管を収縮させることによって創傷面からの出血を抑制する効果がある。
c サリチル酸は、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。
d イブプロフェンの誘導体であるイブプロフェンピコノールは、吹き出物に伴う皮膚の発赤や腫れを抑えるほか、鎮痛作用も期待して配合される。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)

【正解1】
a〇
b〇
c×
記述は、「イオウ」の内容。
サリチル酸は、角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示す。
d×
イブプロフェンピコノールは、鎮痛作用はほとんど「期待されない」。

問 50
外皮用薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 貼付剤は、同じ部位に連続して貼付すると、かぶれ等を生じやすくなる。
b スプレー剤やエアゾール剤は、できるだけ吸入しないよう、口や鼻から遠ざけ、患部の至近距離から噴霧することが望ましい。
c 一般的に、じゅくじゅくと湿潤している患部には、有効成分の浸透性が高い液剤が適している。
d 温感刺激成分が配合された外皮用薬は、貼付部位をコタツ等の保温器具で温めると強い痛みを生じやすくなるほか、いわゆる低温やけどを引き起こすおそれがある。

a b c d
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 正 正
4 正 誤 誤 正
5 誤 正 誤 正

【正解4】
a〇
b×
スプレー剤やエアゾール剤は、患部から「十分離して」噴霧する。
c×
じゅくじゅくと浸潤している患部には、「軟膏」が適している。
液剤は、皮膚が厚く角質化している部分に適している。
d〇
タイトルとURLをコピーしました