PR

【令和4年度・九州沖縄②】登録販売者過去問解説【人体の働きと医薬品】

過去問題・解説

「人体の働きと医薬品」の学習目的はこれ!

身体の構造と働き、薬の働く仕組み、副作用の症状等に関する基本的な知識を、購入者への情報提供や相談対応に活用できること

スポンサーリンク

令和4年度・九州沖縄【午前】

令和4年度・登録販売者試験(税込2200円)
全エリアの解答がわかるのはこの本しか販売されてません!

みやここ
紙で本番みたいにやってみたい?
このサイト「登販ラボ」で掲載している過去問題&解説をメルカリで販売中!「#登販ラボ」で検索してね

まだメルカリに登録してない人は招待コードの入力で500円分のポイントGETのチャンスです。

招待コード DHWNJN

それでは解説スタートです!

人体の働きと医薬品(全20問)

問 21
消化器系に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 唾液は、殺菌・抗菌物質を含んでおり、口腔粘膜の保護・洗浄作用がある。
イ 胃の消化液は、胃内を強アルカリ性に保って、内容物が腐敗や発酵を起こさないようにしている。
ウ 胃液分泌と粘液分泌のバランスが崩れると、胃液により胃の内壁が損傷を受けて、胃痛を生じることがある。
エ 膵液は、デンプンを分解するリパーゼなど、多くの消化酵素を含んでいる。
1 ア、イ
2 ア、ウ
3 イ、エ
4 ウ、エ

【正解2】
ア○
イ×胃内を「強酸性」に保って、内容物が腐敗や発酵を起こさないようにしている。
ウ○
エ×膵液は、デンプンを分解する「アミラーゼ(膵液アミラーゼ)」など、多くの消化酵素を含んでいる。

問 22
肝臓に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 小腸で吸収されたブドウ糖は、血液によって肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられる。
イ 肝臓は、消化管等から吸収された、又は体内で生成した、滞留すると生体に有害な物質を、肝細胞内の酵素系の働きで代謝して無毒化し、又は体外に排出されやすい形にする。
ウ 消化管から吸収されたアルコールは、肝臓へ運ばれ、一度ホルムアルデヒドに代謝されたのち、さらに代謝されて酢酸になる。
エ 肝機能障害を起こすと、ビリルビンが循環血液中に滞留して、黄疸を生じる。

ア イ ウ エ
1 正 正 誤 正
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 正 正
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正

【正解1】
ア○
イ○
ウ×一度「アセトアルデヒド」に代謝されたのち、さらに代謝されて酢酸になる。
エ○

問 23
呼吸器系に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 呼吸器系は、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺からなり、そのうち鼻腔、咽頭、喉頭、気管までの呼気及び吸気の通り道を上気道という。
イ 鼻腔の入り口にある鼻毛は、空気中の塵や埃を吸い込まないようにするフィルターの役目を果たしている。
ウ 肺胞の壁は非常に厚くできていて、周囲を毛細血管が網のように取り囲んでいる。
エ 肺自体には肺を動かす筋組織がないため、横隔膜や肋間筋によって拡張・収縮して呼吸運動が行われている。
1 ア、イ
2 ア、ウ
3 イ、エ
4 ウ、エ

【正解3】
ア×「鼻腔から気管支まで」の呼気及び吸気の通り道を「気道」という。
上気道は、咽頭・喉頭までの部分。
イ○
ウ×肺胞の壁は非常に「薄く」できている。
エ○

問 24
循環器系に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 心臓の左側部分(左心房、左心室)は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の右側部分(右心房、右心室)に入り、そこから全身に送り出される。
イ 赤血球は、中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約40%を占め、ヘモグロビンを含む。
ウ リンパ球は、白血球の中で最も数が多く、白血球の約60%を占めている。
エ 脾臓にはリンパ球が増殖、密集する組織があり、血流中の細菌やウイルスといった異物に対する免疫応答に関与している。
1 ア、イ
2 ア、ウ
3 イ、エ
4 ウ、エ

【正解3】
ア×心臓の「右側部分(右心房、右心室)」は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の「左側部分(左心房、左心室)」に入り、そこから全身に送り出される。
イ○
ウ×記述は、「好中球」の内容。リンパ球は、白血球の約1/3を占める。
エ○

問 25
泌尿器系に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 腎小体では、肝臓でアミノ酸が分解されて生成する尿素など、血液中の老廃物が濾過され、原尿として尿細管へ入る。
イ 副腎皮質ホルモンの一つであるアルドステロンは、ナトリウムの排泄を促す作用があり、電解質と水分の排出調節の役割を担っている。
ウ 女性は尿道が長いため、細菌などが侵入したとき膀胱まで感染を生じにくい。
エ 高齢者では、膀胱や尿道の括約筋の働きによって排尿を制御する機能が低下し、また、膀胱の容量が小さくなるため、尿失禁を起こしやすくなる。

1 ア、イ
2 ア、エ
3 イ、ウ
4 ウ、エ

【正解2】
ア○
イ×アルドステロンは、体内に塩分(ナトリウム)と水を貯留し、「カリウム」の排泄を促す作用がある。
ウ×女性は尿道が「短い」ため、細菌などが侵入したとき膀胱まで感染を生じ「やすい」。
エ○

問 26
目に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときは扁平となり、遠くの物を見るときは丸く厚みが増す。
イ 上下の眼瞼の縁にはまつげがあり、ゴミや埃等の異物をはじいて目に入らないようにするとともに、物が触れると反射的に目を閉じる触毛としての機能がある。
ウ 視細胞が光を感じる反応にはビタミンDが不可欠であるため、ビタミンDが不足すると夜盲症を生じる。
エ 涙液は、リゾチームや免疫グロブリンを含み、角膜や結膜を感染から防御する働きがある。

ア イ ウ エ
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 正

【正解4】
ア×近くの物を見るときには「丸く厚みが増し」、遠くの物を見るときには「扁平になる」。
イ○
ウ×視細胞が光を感じる反応には「ビタミンA」が不可欠であるため、「ビタミンA」が不足すると夜盲症を生じる。
エ○

問 27
外皮系に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
1 ヒトの皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しており、それらの微生物の存在により皮膚の表面での病原菌の繁殖が抑えられ、病原菌の体内への侵入が妨げられている。
2 皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層構造からなる。
3 メラニン色素は、メラニン産生細胞(メラノサイト)で産生される。メラニン色素の防護能力を超える紫外線に曝されると、メラノサイトが活性化されて、メラニン色素の過剰な産生が起こり、シミやそばかすとして沈着する。
4 汗腺には、腋窩(わきのした)などの毛根部に分布するエクリン腺と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布するアポクリン腺の2種類がある。

【正解4】
汗腺には、腋窩(わきのした)などの毛根部に分布する「アポクリン腺」と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布する「エクリン腺」の2種類がある。

問 28
骨格系及び筋組織に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
1 骨には、カルシウムやリン等の無機質を蓄える機能がある。
2 骨の関節面は弾力性に富む柔らかな軟骨層(関節軟骨)に覆われ、これが衝撃を和らげ、関節の動きを滑らかにしている。
3 筋組織は、その機能や形態によって、骨格筋、平滑筋、心筋に分類され、このうち運動器官とされるのは骨格筋のみである。
4 平滑筋は、筋線維に横縞模様が見えるので、横紋筋とも呼ばれる。

【正解4】
「骨格筋」は、筋線維に横縞模様が見えるので横紋筋とも呼ばれる。
平滑筋は、筋線維に骨格筋のような横縞模様はない。

問 29
脳や神経系の働きに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 視床下部は、自律神経系やホルモン分泌の調節機能を担っている。
イ 小児は、血液脳関門が未発達なため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に達しやすい。
ウ 膀胱では、交感神経系が活発に働くと、排尿筋が収縮されて排尿が促進される。
エ 交感神経と副交感神経は、神経線維の末端から神経伝達物質と呼ばれる生体物質を放出して各臓器を作動させている。汗腺のうち、エクリン線を支配する交感神経線維の末端では、アセチルコリンが伝達物質として放出される。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 正

【正解2】
ア○
イ○
ウ×膀胱では、交感神経系が活発に働くと、排尿筋が「弛緩」されて排尿が「抑制」される。
エ○

問 30
医薬品の有効成分の吸収に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 徐放性製剤は、服用後の作用を持続させるため、有効成分がゆっくりと溶出するように作られている。
イ 一般に消化管からの吸収は、濃度の低い方から高い方へ能動的に拡散していく現象である。
ウ 抗狭心症薬のニトログリセリン舌下錠は、有効成分が口腔粘膜から吸収され、肝臓を経由せずに心臓に至るため、初めに肝臓で代謝されることなく全身に分布する。
エ 眼の粘膜に適用する点眼薬は、眼以外の部位に到達して副作用を起こすことはない。
1 ア、イ
2 ア、ウ
3 イ、エ
4 ウ、エ

【正解2】
ア○
イ×濃度の「高い」方から「低い」方へ「受動的」に拡散していく現象である。
ウ○
エ×点眼薬は、眼以外の部位に到達して副作用を起こすことが「ある」。
みやここ
紙で本番みたいにやってみたい?
このサイト「登販ラボ」で掲載している過去問題&解説をメルカリで販売中!「#登販ラボ」で検索してね

まだメルカリに登録してない人は招待コードの入力で500円分のポイントGETのチャンスです。

招待コード DHWNJN

タイトルとURLをコピーしました