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【令和4年度・北海道東北③】登録販売者過去問解説【人体の働きと医薬品】

過去問題・解説

「人体の働きと医薬品」の学習目的はこれ!

身体の構造と働き、薬の働く仕組み、副作用の症状等に関する基本的な知識を、購入者への情報提供や相談対応に活用できること

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それでは解説スタートです!

人体の働きと医薬品(全20問)

問 61
消化器系に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。
1 膵臓は胃の後下部に位置し、弱酸性の膵液や血糖値を調節するホルモンを分泌する。
2 口腔内は唾液により、pHがほぼ中性に保たれることで、酸による歯の齲蝕を防いでいる。
3 食道から送られてきた内容物は、胃から小腸に送り出されるまで数時間、胃内に滞留しており、その滞留時間は炭水化物主体の食品のほうが脂質分の多い食品より長い。
4 胃腺から分泌される胃酸には、胃内を強酸性に保つ役目やトリプシノーゲンをトリプシンにする作用がある。

【正解2】
1×
膵臓は胃の後下部に位置し、「弱アルカリ性」の膵液や血糖値を調節するホルモンを分泌する。
2〇
3×
食道から送られてきた内容物は、胃から小腸に送り出されるまで数時間、胃内に滞留しており、その滞留時間は炭水化物主体の食品のほうが比較的「短く」、脂質分の多い食品のほうが比較的「長い」。
4×
胃腺から分泌される胃酸には、胃内を強酸性に保つ役目や「ペプシノーゲンをペプシンに」する作用がある。

問 62
胆嚢、肝臓に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 脂質の消化を容易にする胆汁酸塩は、腸内に放出された後、その大部分は小腸で再吸収されて肝臓に戻る。
b 胆汁中のビリルビンは白血球由来であり、腸管内で腸内細菌によって代謝され糞便を茶褐色にする色素となる。
c 黄疸は、肝機能障害や胆管閉塞によりアンモニアが循環血液中に滞留することで生じる。
d 肝臓では、胆汁酸やホルモンの生合成の出発物質であるコレステロールが産生される。

a b c d
1 正 正 正 誤
2 誤 正 誤 誤
3 正 誤 誤 正
4 誤 誤 正 正
5 正 誤 誤 誤

【正解3】
a〇
b×
胆汁中のビリルビンは「赤血球」由来。
c×
黄疸は、肝機能障害や胆管閉塞により「ビリルビン」が循環血液中に滞留することで生じる。
d〇

問 63
消化器系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 炭水化物は小腸でラクターゼ等によって単糖類まで分解される。
b 大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンE等の物質を産生している。
c 糞便はS状結腸、直腸に滞留し、直腸に溜まった糞便が下行結腸に送られてくるとその刺激に反応して便意が起こる。
d 十二指腸の上部を除く小腸の内壁には輪状のひだがあり、その粘膜表面は絨毛に覆われている。

a b c d
1 正 正 正 誤
2 誤 正 誤 誤
3 正 誤 誤 正
4 誤 誤 正 正
5 正 誤 誤 誤

【正解3】
a〇
b×
大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミン「K」等の物質を産生している。
c×
糞便は「下行結腸、S状結腸に滞留」し、「S状結腸に溜まった糞便が直腸に送られてくると」その刺激に反応して便意が起こる。
d〇

問 64
次の記述は、呼吸器系に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
a 喉頭は、咽頭と気管の間にある軟骨に囲まれた円筒状の器官である。
b 肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から二酸化炭素が肺胞気中に拡散し、代わりに酸素が血液中の赤血球に取り込まれることでガス交換が行われる。
c 鼻腔から気管支までの呼気及び吸気の通り道を気道といい、そのうち咽頭、喉頭、気管までの部分を上気道という。
d 呼吸器系では、侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応は行われない。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)

【正解1】
a〇
b〇
c×
「咽頭・喉頭までの部分を上気道」といい、気管から肺までの部分を下気道という。
d×
咽頭の後壁にある扁桃は、リンパ組織(白血球の一種であるリンパ球が密集する組織)が集まってできていて、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が「行われる」。

問 65
循環器系に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。
1 アルブミンは、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。
2 疲労や血色不良などの貧血症状は、ビタミンが不足することによって現れることはない。
3 赤血球は血液全体の約40%を占め、赤い血色素であるフィブリンを含む。
4 一般的に脾臓は胃の後方の右上腹部に位置する。

【正解1】
1〇
2×
疲労や血色不良などの貧血症状は、ビタミンが不足することによっても「現れる」。
3×
赤血球は血液全体の約40%を占め、赤い血色素である「ヘモグロビン」を含む。
4×
一般的に脾臓は胃の後方の「左上腹部」に位置する。

問 66
次の記述は、泌尿器系に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
a 食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換される。
b 膀胱の出口にある膀胱括約筋が収縮すると、同時に膀胱壁の排尿筋が弛緩し、尿が尿道へと押し出される。
c 高齢者では、膀胱や尿道の括約筋の働きによって排尿を制御する機能が低下し、また、膀胱の容量が小さくなるため、尿失禁を起こしやすくなる。
d 副腎髄質から分泌されるアルドステロンは、電解質と水分の排出調節の役割を担っている。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)

【正解2】
a〇
b×
膀胱の出口にある膀胱括約筋が「緩む」と、同時に膀胱壁の排尿筋が「収縮」し、尿が尿道へと押し出される。
c〇
d×
副腎「皮質」から分泌されるアルドステロンは、電解質と水分の排出調節の役割を担っている。

問 67
次の記述は、目に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
a 涙液は、ゴミ等の異物や刺激性の化学物質が目に入ったときに、それらを洗い流す作用があるが、角膜に酸素や栄養分を供給する働きはない。
b 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の弛緩によって、近くの物を見るときには扁平になる。
c 神経性の疲労、睡眠不足、栄養不良等が要因となって、慢性的な目の疲れに肩こり、頭痛等の全身症状を伴う場合を眼精疲労という。
d 目が紫外線を含む光に長時間曝されると、角膜の上皮に損傷を生じることがあり、これを雪眼炎という。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)

【正解4】
a×
涙液には、角膜に酸素や栄養分を供給する働きもある。
b×
水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の弛緩によって、「近くの物を見るときには丸く厚みが増し」、遠くの物を見るときには扁平になる。
c〇
d〇

問 68
次の記述は、耳に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
a 外耳道の軟骨部には耳毛が生えていて、空気中の埃等が入り込むのを防いでいる。
b 小さな子供では、耳管が太く短くて、走行が水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入し感染が起こりやすい。
c 内耳は、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。
d 聴覚器官である前庭と平衡器官である蝸牛の内部は、リンパ液で満たされている。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)

【正解1】
a〇
b〇
c×
「中耳」は、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。。
d×
聴覚器官である「蝸牛」と平衡器官である「前庭」の内部は、リンパ液で満たされている。

問 69
皮膚、骨に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 体温が上がり始めると、皮膚を通っている毛細血管に血液がより多く流れるように血管が開き、体外へより多くの熱を排出する。
b 骨は体の器官のうち最も硬い組織の一つで、造血機能を持たない。
c 骨の成長が停止すると骨吸収と骨形成は行われず、カルシウムが骨から溶け出し骨密度は低下する。
d ヒトの皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しており、それら微生物の存在によって、皮膚の表面での病原菌の繁殖が抑えられている。

a b c d
1 正 正 誤 正
2 正 誤 正 誤
3 正 誤 誤 正
4 誤 誤 正 正
5 誤 正 誤 誤

【正解3】
a〇
b×
骨は「造血機能を持つ」。
c×
骨の成長が停止した後も一生を通じて破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が行われている。
d〇

問 70
脳や神経系の働きに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 視床下部は、自律神経系、ホルモン分泌等の様々な調節機能を担っている。
b 脳には血液脳関門が機能しているが、一般に小児では未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に達しにくい。
c 脊髄において、末梢からの刺激の一部に対して脳を介し刺激を返す現象を脊髄反射と呼ぶ。
d 神経細胞の細胞体から伸びる細長い突起(軸索)を神経線維という。

a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 誤 正
4 誤 誤 正 正
5 誤 正 誤 誤

【正解3】
a〇
b×
脳には血液脳関門が機能しているが、一般に小児では未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に「達しやすい」。
c×
脊髄において、末梢からの刺激の一部に対して脳を「介さずに」刺激を返す現象を脊髄反射と呼ぶ。
d〇
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