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【令和4年度・北海道東北②】登録販売者過去問解説【主な医薬品とその作用】

過去問題・解説
「主な医薬品とその作用」の学習目的はこれ!

 一般用医薬品において用いられる主な有効成分に関して基本的な効能効果及びその特徴、飲み方や飲み合わせ、年齢、基礎疾患等、効き目や安全性に影響を与える要因、起こり得る副作用等につき理解し、購入者への情報提供や相談対応に活用できること
各薬効群の医薬品に関する情報提供、相談対応における実践的な知識が理解できること

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それでは解説スタートです!

主な医薬品とその作用(全40問)

問 21
第1欄の記述は、かぜ薬として使用される漢方処方製剤に関するものである。第1欄の記述に該当する漢方処方製剤として正しいものは第2欄のどれか。
第1欄
体力中等度又はやや虚弱で、多くは腹痛を伴い、ときに微熱・寒気・頭痛・吐きけなどのあるものの胃腸炎、かぜの中期から後期の症状に適すとされる。

第2欄
1 桂枝湯 2 小青竜湯 3 柴胡桂枝湯
4 麻黄湯 5 香蘇散

【正解3】

問 22
次の表は、あるかぜ薬に含まれている成分の一覧である。
9錠中
アセトアミノフェン 900mg
クレマスチンフマル酸塩 1.34mg
ジヒドロコデインリン酸塩 24mg
ノスカピン 48mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg
グアヤコールスルホン酸カリウム 240mg
無水カフェイン 75mg
ベンフォチアミン 24mg

この一般用医薬品に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a クレマスチンフマル酸塩は、抗アドレナリン作用によって鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として配合されている。
b ノスカピンは、鎮咳作用を目的として配合されている。
c グアヤコールスルホン酸カリウムは、去痰作用を目的として配合されている。
d ベンフォチアミンには疲労回復の作用がある。

1 a正 b誤 c正 d正
2 a正 b誤 c誤 d誤
3 a正 b正 c正 d誤
4 a誤 b正 c誤 d正
5 a誤 b正 c正 d正

【正解5】
a×
クレマスチンフマル酸塩は、「抗ヒスタミン作用」によって鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として配合されている。
b〇
c〇
d〇

問 23
以下の解熱鎮痛薬に関する記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
解熱鎮痛成分により末梢におけるプロスタグランジンの産生が( a )されると、腎血流量が( b )するため、腎機能に障害があると、その症状を悪化させる可能性がある。
また、胃酸分泌が( c )するとともに胃壁の血流量が低下して、胃粘膜障害を起こしやすくなる。そうした胃への悪影響を軽減するため、なるべく( d )を避けて服用することとなっている場合が多い。

1 a促進 b増加 c減少 d食後
2 a促進 b増加 c増加 d空腹時
3 a促進 b減少 c増加 d食後
4 a抑制 b減少 c増加 d空腹時
5 a抑制 b減少 c減少 d空腹時

【正解4】
解熱鎮痛成分により末梢におけるプロスタグランジンの産生が( a抑制 )されると、腎血流量が( b減少 )するため、腎機能に障害があると、その症状を悪化させる可能性がある。
また、胃酸分泌が( c増加 )するとともに胃壁の血流量が低下して、胃粘膜障害を起こしやすくなる。そうした胃への悪影響を軽減するため、なるべく( d空腹時 )を避けて服用することとなっている場合が多い。

問 24
解熱鎮痛薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない。
b エテンザミドは、作用の仕組みの違いによる相乗効果を期待して、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合されることが多い。
c シャクヤクは、発汗を促して解熱を助ける作用を期待して配合される。
d ブロモバレリル尿素は、解熱鎮痛成分の鎮痛作用を助ける目的で配合されている場合がある。

a b c d
1 正 正 正 正
2 正 正 正 誤
3 正 正 誤 正
4 正 誤 正 正
5 誤 正 正 正

【正解3】
a〇
b〇
c×
シャクヤクは、鎮痛鎮痙作用、鎮静作用を示し、内臓の痛みにも用いられる。
発汗を促して解熱を助ける作用を期待して配合されるのは、ショウキョウ、ケイヒ等。
d〇

問 25
眠気を防ぐ薬の配合成分に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 カフェインの作用には、腎臓におけるナトリウムイオンの再吸収抑制があり、尿量の増加をもたらす。
2 吸収されて循環血液中に移行したカフェインの一部は、血液-胎盤関門を通過して胎児に到達する。
3 授乳中の女性がカフェインを大量に摂取したり、カフェインを連用したりした場合には、乳児の体内にカフェインが蓄積して、徐脈を引き起こす可能性がある。
4 眠気による倦怠感を和らげる補助成分として、ニコチン酸アミドが配合されている場合がある。

【正解3】
1〇
2〇
3×
授乳中の女性がカフェインを大量に摂取したり、カフェインを連用したりした場合には、乳児の体内にカフェインが蓄積して、徐脈ではなく「頻脈」を引き起こす可能性がある。
4〇

問 26
乗物酔い防止薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a ジプロフィリンは、排尿困難の症状がある人や緑内障の診断を受けた人では、その症状を悪化させるおそれがある。
b プロメタジンを含む成分については、外国において、乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、15歳未満の小児では使用を避ける必要がある。
c スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、肝臓で代謝されにくいため、抗ヒスタミン成分と比べて作用の持続時間は長い。
d 脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として、アリルイソプロピルアセチル尿素が配合されている場合がある。

a b c d
1 正 誤 正 正
2 正 正 誤 正
3 誤 正 誤 誤
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 誤 正

【正解3】
a×
ジプロフィリンではなく「抗めまい成分、抗コリン成分」は、排尿困難の症状がある人や緑内障の診断を受けた人では、その症状を悪化させるおそれがある。
b〇
c×
スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、肝臓で速やかに代謝されてしまうため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は「短い」。
d×
脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として、配合されるのは、「カフェイン(無水カフェイン、クエン酸カフェイン等を含む。)やジプロフィリンなどのキサンチン系成分」。

問 27 3次の表は、ある小児鎮静薬に含まれている成分の一覧である。
1日量(60粒中)
ジャコウ 1.0mg
ゴオウ 9.0mg
レイヨウカク 30.0mg
ギュウタン 12.0mg
ニンジン 110.0mg
オウレン 60.0mg
カンゾウ 60.0mg
チョウジ 9.0mg

この一般用医薬品に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a ジャコウは、緊張や興奮を鎮め、また、血液の循環を促す作用を期待して用いられる。
b チョウジは、香りによる健胃作用を期待して用いられる。
c カンゾウは、他の医薬品等から摂取されるグリチルリチン酸も含め、その総量が継続して多くならないよう注意されるべきである。
d ゴオウは、緊張や興奮を鎮め、また、血液の循環を促す作用を期待して用いられる。

1 a正 b正 c正 d正
2 a正 b誤 c誤 d誤
3 a正 b正 c正 d誤
4 a誤 b正 c誤 d正
5 a誤 b誤 c正 d誤

【正解1】
a〇
b〇
c〇
d〇

問 28
咳や痰が生じる仕組み及び鎮咳去痰薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a ジヒドロコデインリン酸塩を含む医薬品は、12歳未満の小児等への使用は禁忌である。
b 咳は、気管や気管支に何らかの異変が起こったときに、その刺激が中枢神経系に伝わり、延髄にある咳嗽中枢の働きによって引き起こされる反応である。
c 鎮咳去痰薬には、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、内用液剤、シロップ剤のほか、口腔咽喉薬の目的を兼ねたトローチ剤やドロップ剤がある。
d 呼吸器官に感染を起こしたときは、気道粘膜からの粘液分泌が減り、その粘液に気道に入り込んだ異物や粘膜上皮細胞の残骸などが混じって痰となる。

a b c d
1 正 正 正 誤
2 誤 誤 正 正
3 誤 正 誤 正
4 正 誤 誤 正
5 誤 正 正 誤

【正解1】
a〇
b〇
c〇
d×
呼吸器官に感染を起こしたときは、気道粘膜からの粘液分泌が「増え」、その粘液に気道に入り込んだ異物や粘膜上皮細胞の残骸などが混じって痰となる。

問 29
鎮咳去痰薬に配合される生薬成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a ナンテンジツは、知覚神経・末梢運動神経に作用して咳止めに効果があるとされる。
b セネガは、去痰作用を期待して用いられる。
c バクモンドウは、鎮咳 、去痰、滋養強壮等の作用を期待して用いられる。
d オンジは、鎮咳作用を期待して用いられる。

a b c d
1 正 正 正 誤
2 誤 誤 正 正
3 誤 正 誤 正
4 正 誤 誤 正
5 誤 正 正 誤

【正解1】
a〇
b〇
c〇
d×
オンジは、「去痰作用」を期待して用いられる。

問 30
次の記述は、口腔咽喉薬及び含嗽薬に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
a 噴射式の液剤は、息を吸いながら噴射すると気管支や肺に入ってしまうおそれがあるため、軽く息を吐きながら噴射することが望ましい。
b グリチルリチン酸二カリウムは、口腔内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させたり、その増殖を抑えることを目的として用いられる。
c デカリニウム塩化物は、炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して配合されている場合がある。
d クロルヘキシジングルコン酸塩が配合された含嗽薬は、口腔内に傷やひどいただれのある人では、強い刺激を生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。

1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(c、d)

【正解2】
a〇
b×
グリチルリチン酸二カリウムは、抗炎症成分。声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み又は喉の腫れの症状を鎮めることを目的として用いられる。
c×
デカリニウム塩化物は、殺菌消毒成分。口腔内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させたり、その増殖を抑えることを目的として用いられる。
炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して配合されている場合があるのは、アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)。
d〇
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