【令和2年度・北陸東海③】登録販売者過去問解説【人体の働きと医薬品】

【令和2年度・北陸東海③】登録販売者試験・解答解説【人体の働きと医薬品】過去問題・解説

※2020年9月2日(水)実施
富山県・石川県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県の共通問題です

この科目の目的はこれ!

身体の構造と働き、薬の働く仕組み、副作用の症状等に関する基本的な知識を、購入者への情報提供や相談対応に活用できること

それでは解説スタートです!

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令和2年度(2020)・北陸東海ブロック登録販売者試験【午後】

人体の働きと医薬品(全20問)

問 61
消化器系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a 口腔においては、咀嚼による機械的消化は行われるが、消化酵素の作用による化学的消化は行われない。
b 歯冠の表面はエナメル質で覆われ、エナメル質の下には象牙質と呼ばれる硬い骨状の組織があり、神経や血管が通る歯髄を取り囲んでいる。
c 胃は中身が空の状態では扁平に縮んでいるが、食道から内容物が送られてくると、その刺激に反応して胃壁の平滑筋が収縮し、容積が拡がる。
d 胃液による消化作用から胃自体を保護するため、胃の粘膜表皮を覆う細胞から粘液が分泌されている。胃液分泌と粘液分泌のバランスが崩れると、胃液により胃の内壁が損傷を受けて胃痛等の症状を生じることがある。

1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

【正解3】
a×
咀嚼や消化管の運動による機械的消化と、消化腺から分泌される消化液に含まれる消化酵素による化学的消化がある
c×
食道から内容物が送られてくると、その刺激に反応して胃壁の平滑筋が弛緩し、容積が広がる

問 62
消化と代謝に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 胆嚢は、肝臓で産生された胆汁を濃縮して蓄える器官で、十二指腸に内容物が入ってくると収縮して腸管内に胆汁を送り込む。
b アルコールは吸収されると、アセトアルデヒドに代謝されたのち、さらに代謝されて酢酸となる。
c アミノ酸が分解された場合等に生成する尿素は、体内に滞留すると有害な物質であり、肝臓においてアンモニアへと代謝される。
d 膵臓は、炭水化物及び脂質を消化する酵素の供給を担っているが、タンパク質を消化する酵素の供給には関与しない。

・a b c d
1 正 正 誤 誤
2 誤 正 正 誤
3 誤 誤 正 正
4 誤 誤 誤 正
5 正 誤 誤 誤

【正解1】
c×
アミノ酸が分解された場合等に生成するアンモニアは、体内に滞留すると有害な物質であり、肝臓において尿素へと代謝される
d×
膵臓は、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化するすべての酵素の供給を担っている

問 63
栄養分とその栄養分を分解する消化酵素との関係の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a デンプン  ― リパーゼ
b デンプン  ― アミラーゼ
c 脂質    ― ペプシン
d タンパク質 ― エレプシン

・a b c d
1 正 誤 誤 正
2 誤 誤 正 誤
3 誤 正 誤 正
4 正 誤 正 誤
5 誤 正 誤 誤

【正解3】
a×リパーゼは脂質
c×ペプシンはタンパク質

問 64
心臓に関する記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

心臓の内部は上部左右の心房、下部左右の心室の4つの空洞に分かれている。全身から集まってきた血液は( a )に入り、( b )から血液を肺へ送り出す。肺でのガス交換が行われた血液は、( c )に入り、( d )から全身に送り出される。このような心臓の動きを拍動という。その際に血液が確実に一方向に流れるよう、心室には血液を取り込む側と送り出す側にそれぞれ弁があり、拍動と協調して交互に開閉する。

1 a左心室 b左心房 c右心室 d右心房
2 a左心房 b左心室 c右心房 d右心室
3 a右心室 b右心房 c左心室 d左心房
4 a右心房 b左心室 c右心室 d左心房
5 a右心房 b右心室 c左心房 d左心室
【正解5】
心臓の内部は上部左右の心房、下部左右の心室の4つの空洞に分かれている。全身から集まってきた血液は( a右心房 )に入り、( b右心室 )から血液を肺へ送り出す。肺でのガス交換が行われた血液は( c左心房 )に入り( d左心室 )から全身に送り出される。このような心臓の動きを拍動という。その際に血液が確実に一方向に流れるよう、心室には血液を取り込む側と送り出す側にそれぞれ弁があり、拍動と協調して交互に開閉する

問 65
赤血球に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 赤血球は副腎髄質で産生されるが、赤血球の数が少なすぎたり、赤血球中のヘモグロビン量が欠乏すると、血液は酸素を十分に供給できず、疲労や血色不良などの貧血症状が現れる。
b 赤血球に含まれるヘモグロビンは銅と結合したタンパク質で、酸素量の多いところ(肺胞の毛細血管)で酸素分子と結合し、酸素が少なく二酸化炭素が多いところ(末梢組織の毛細血管)で酸素分子を放出する性質がある。
c 二酸化炭素はヘモグロビンとほとんど結合せず、血漿中に溶け込んで末梢組織から肺へ運ばれる。
d 健康な赤血球には柔軟性があるので脾臓内の網目構造をすり抜けられるが、古くなって柔軟性が失われた赤血球は引っかかり、脾臓の組織に存在するマクロファージ(貪食細胞)によって壊される。

・a b c d
1 誤 誤 正 正
2 正 誤 誤 正
3 正 正 誤 誤
4 正 正 正 誤
5 誤 正 正 正

【正解1】
a×赤血球は骨髄で産生される
b×赤血球に含まれるヘモグロビンは鉄分と結合したタンパク質

問 66
泌尿器系に関する記述のうち、正しいものはどれか。

1 腎臓には、心臓から拍出される血液の約5%が流れている。
2 食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する。
3 自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンは、副腎皮質で産生・分泌される。
4 膀胱の排尿筋は、交感神経系が活発になると収縮する。

【正解2】
1×
腎臓には、心臓から拍出される血液の「1/5~1/4」が流れている
3×
自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンは副腎髄質で産生・分泌される
4×
交感神経系が活発になると、排尿筋は弛緩し排尿は抑制される

問 67
目に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 眼球の外側は、正面前方付近(黒目の部分)のみ透明な角膜が覆い、その他の部分は強膜という乳白色の比較的丈夫な結合組織が覆っている。
b 虹彩は、瞳孔を散大・縮小させて眼球内に入る光の量を調節している。
c 光を受容する細胞(視細胞)には、色を識別する細胞と、わずかな光でも敏感に反応する細胞の二種類がある。
d 目を使う作業を続けると、眼筋の疲労のほか、遠近の焦点調節を行っている毛様体の疲労や、周期的まばたきが少なくなって涙液の供給不足等を生じ、目のかすみや充血、痛み等の症状(疲れ目)が起こる。

・a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 正 正 正 正

【正解5】
全て正しい

問 68
鼻と耳に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

1 においに対する感覚は非常に鋭敏であるが、順応を起こしやすく、長時間同じにおいを嗅いでいると次第にそのにおいを感じなくなる。
2 副鼻腔に入った埃等の粒子は、粘液に捉えられて線毛の働きによって鼻腔内へ排出されるが、鼻腔と連絡する管は非常に狭いため、鼻腔粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがりやすくなり、副鼻腔に炎症を生じることがある。
3 外耳道を伝わってきた音は、鼓膜を振動させ、鼓室の内部では、互いに連結した微細な3つの耳小骨が鼓膜の振動を増幅して、内耳へ伝導する。
4 乗り物酔い(動揺病)は、乗り物に乗っているとき反復される加速度刺激や動揺によって、平衡感覚が混乱して生じる身体の変調であり、その平衡感覚は、蝸牛内部のリンパ液の動きにより感知される。

【正解4】
4×平衡感覚は、前庭のリンパ液の動きにより感知される

問 69
外皮系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 皮膚の表面に存在する微生物のバランスが崩れたり、皮膚を構成する組織に損傷を生じると、病原菌の繁殖、侵入が起こりやすくなる。
b 皮膚組織が紫外線に曝されると、メラニン産生細胞(メラノサイト)が活性化されてメラニン色素の過剰な産生が起こり、シミやそばかすとして沈着することがあるが、皮膚組織が損傷を受け、炎症を生じることはない。
c 真皮は、線維芽細胞とその細胞で産生された線維性のタンパク質(コラーゲン、フィブリリン、エラスチン等)からなる結合組織の層で、皮膚の弾力と強さを与えている。
d 汗腺には、腋窩(わきのした)などの毛根部に分布するアポクリン腺(体臭腺)と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布するエクリン腺の二種類がある。

・a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 誤 正 正
3 誤 正 誤 正
4 正 誤 正 誤
5 正 正 誤 正

【正解2】
b×メラニン色素の防護能力を超える紫外線に曝されると皮膚組織が損傷を受け、炎症を生じて発熱や水疱、痛み等の症状が起きる

問 70
骨格系と筋組織に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a 骨には身体各部の支持機能、臓器保護機能のほか、カルシウム等を蓄える貯蔵機能等がある。
b 骨組織を構成する無機質は、炭酸カルシウムやリン酸カルシウム等の石灰質からなるが、カルシウムが骨から溶け出し、ほぼ同量のカルシウムが骨に沈着して吸収と形成のバランスが取られることにより、一定の骨密度が保たれる。
c 腱は筋細胞と結合組織からできており、伸縮性があまりない。
d 骨格筋は随意筋であり、筋線維に横縞模様があるが、平滑筋と心筋は不随意筋であり、筋線維に骨格筋のような横縞模様がない。

1(a、b) 2(b、c)
3(c、d) 4(a、d)

【正解1】
c×腱は結合組織のみでできているため、伸縮性はあまりない
筋細胞と結合組織からできているのは、筋組織である
d×心筋は不随意筋であるが、筋線維には骨格筋のような横縞模様がある
過去問題・解説
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