問 11
中枢神経系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 視床下部には、呼吸を調節する呼吸中枢がある。
b 脊髄は脊椎の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合がある。
c 脳における細胞同士の複雑かつ活発な働きのため、脳において、血液の循環量は心拍出量の約15%、酸素の消費量は全身の約20%、ブドウ糖の消費量は全身の約25%と多い。
a b c
1 正 誤 誤
2 誤 正 正
3 正 正 正
4 正 正 誤
5 誤 誤 正
問 12
副交感神経系が効果器に及ぼす反応に関する組合せのうち、正しいものはどれか。
1 目 ― 瞳孔散大
2 心臓 ― 心拍数増加
3 気管、気管支 ― 収縮
4 肝臓 ― グリコーゲンの分解
5 腸 ― 運動低下
問 13
薬の有効成分の吸収に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 一般に、消化管からの吸収は、濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散していく現象ではなく、消化管が積極的に医薬品成分を取り込む現象である。
b 鼻腔粘膜への局所作用を目的とした点鼻薬であっても、その成分が循環血液中に移行して、全身性の副作用を生じることがある。
c 有効成分が皮膚から浸透して体内の組織で作用する医薬品の場合は、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無やその程度などによって影響を受ける。
a b c
1 正 正 誤
2 誤 正 正
3 正 正 正
4 正 誤 正
問 14
薬の体内での働きに関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。
循環血液中に移行した有効成分は、血流によって全身の組織・器官へ運ばれて作用するが、多くの場合、標的となる細胞に存在する( a )、酵素、( b )などの( c )と結合し、その機能を変化させることで薬効や( d )を現す。
1 a細胞核 b複合体 cタンパク質 d副作用
2 a細胞核 bトランスポーター cタンパク質 d相互作用
3 a受容体 b複合体 cアミノ酸 d相互作用
4 a受容体 bトランスポーター cタンパク質 d副作用
5 a受容体 bトランスポーター cアミノ酸 d相互作用
問 15
医薬品の剤形及び適切な使用方法に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 一般的には、適用する部位の状態に応じて、適用部位を水から遮断したい場合にはクリーム剤を用い、患部が乾燥していたり患部を水で洗い流したい場合等には軟膏剤を用いることが多い。
b 経口液剤は、有効成分の血中濃度が上昇しやすいため、習慣性や依存性がある成分が配合されているものの場合、本来の目的と異なる不適正な使用がなされることがある。
c 顆粒剤は、粒の表面がコーティングされているため、噛み砕いて服用する必要がある。
d カプセル剤は、口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされているため、飲み込まずに口の中で舐めて、溶かして使用する。
a b c d
1 正 正 正 正
2 誤 正 誤 正
3 誤 誤 正 正
4 誤 正 誤 誤
5 正 誤 誤 誤
問 16
医薬品の副作用として現れる皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 両眼に現れる急性結膜炎は、皮膚や粘膜の変化とほぼ同時期又は半日~1日程度先行して生じることが知られている。
b いずれも原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多いが、1ヶ月以上経ってから起こることもある。
c 中毒性表皮壊死融解症は、38℃以上の高熱を伴って広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められ、かつ、口唇の発赤・びらん、眼の充血等の症状を伴う病態である。
d いずれも発症機序の詳細が明確にされており、発症を予測することが可能となっている。
a b c d
1 誤 正 誤 正
2 正 正 正 誤
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 誤
5 正 誤 誤 誤
問 17
医薬品の副作用として現れる肝機能障害に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 医薬品により生じる肝機能障害は、有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる中毒性のものと、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに大別される。
b 軽度の肝障害の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査(肝機能検査値の悪化)で初めて判明することが多い。
c 黄疸とは、グロブリンが胆汁中へ排出されたことにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。
d 肝機能障害が疑われるにも関わらず、漫然と原因と考えられる医薬品を使用し続けると、肝不全を生じ、死に至ることもある。
a b c d
1 誤 正 誤 誤
2 誤 誤 正 正
3 正 誤 正 誤
4 正 正 正 正
5 正 正 誤 正
問 18
循環器系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳とピンク色の痰などを認めた場合は、鬱血性心不全の可能性を疑い、早期に医師の診療を受ける必要がある。
b 心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしやすい。
c 不整脈とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。
a b c
1 正 誤 正
2 誤 誤 誤
3 正 正 正
4 正 正 誤
5 誤 正 正
問 19
泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 交感神経系の機能を抑制する作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、膀胱の排尿筋の収縮が抑制され、尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感がある等の症状を生じることがある。
b 膀胱炎様症状では、尿の回数増加(頻尿)、排尿時の疼痛、残尿感等の症状が現れる。
c 医薬品による排尿困難や尿閉は、前立腺肥大の基礎疾患がある男性のみに現れる。
d 腎障害では、むくみ(浮腫)、倦怠感、尿が濁る・赤みを帯びる(血尿)等の症状が現れる。
a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 正 誤 誤 誤
5 誤 正 誤 正
問 20
皮膚に現れる医薬品の副作用に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 光線過敏症は、医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしているのが特徴である。
b 光線過敏症が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止して、皮膚に医薬品が残らないよう十分に患部を洗浄し、遮光して速やかに医師の診療を受ける必要がある。
c 薬疹は、それまで薬疹を経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがある。
d 薬疹は医薬品の使用後1~2時間で起きることが多い。
1(a、c) 2(a、d)
3(b、c) 4(b、d)
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