問 51
中枢神経系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 脳は、頭の上部から下後方部にあり、知覚、運動、記憶、情動、意思決定等の働きを行っている。
b 延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等がある。
c 脳において、血液の循環量は心拍出量の約 15%、ブドウ糖の消費量は全身の約 25%と多いが、酸素の消費量は全身の約5%と少ない。
d 脳の血管は末梢の血管に比べて物質の透過に関する選択性が低く、タンパク質などの大分子や小分子でもイオン化した物質は血液中から脳の組織へ移行しやすい。
1(a、b) 2(a、d) 3(b、c)
4(b、d) 5(c、d)
問 52
自律神経系の働きに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 通常、交感神経系と副交感神経系は、互いに拮抗して働く。
b 交感神経系が副交感神経系より優位に働いたとき、膀胱では排尿筋が収縮する。
c 副交感神経系が交感神経系より優位に働いたとき、瞳孔は収縮する。
d 汗腺を支配する交感神経線維の末端では、ノルアドレナリンのみが伝達物質として放出される。
a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 誤 正 誤
3 誤 誤 誤 正
4 正 正 正 正
5 正 誤 誤 誤
問 53
医薬品の代謝、排泄に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれ か。
a 腎機能が低下した人では、正常の人よりも有効成分の尿中への排泄が遅れ、血中濃度が下がりにくい。そのため、医薬品の効き目が過剰に現れたり、副作用を生じやすくなったりする。
b 消化管で吸収される有効成分を含む医薬品を経口投与した場合、肝機能が低下した人では、正常な人に比べて全身循環に到達する有効成分の量がより少なくなり、効き目が現れにくくなる。
c 多くの有効成分は、血液中で血漿タンパク質と結合して複合体を形成しており、その複合体は腎臓で濾過されないため、有効成分が長く循環血液中に留まることとなり、作用が持続する原因となる。
d 医薬品の有効成分は未変化体のままで、あるいは代謝物として、体外へ排出されるが、肺から呼気中へ排出されることはない。
a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 誤 正 誤
3 誤 誤 誤 正
4 正 正 正 正
5 正 誤 誤 誤
問 54
医薬品の剤形に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a チュアブル錠は、表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで飲み込む。
b トローチ及びドロップは、薬効を期待する部位が口の中や喉に対するものである場合が多く、飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用する。
c 貼付剤は、皮膚に貼り付けて用いる剤形であり、薬効の持続が期待できる反面、 適用部位にかぶれなどを起こす場合がある。
d クリーム剤は、油性の基剤で皮膚への刺激が弱く、適用部位を水から遮断したい場合等に用い、患部が乾燥していてもじゅくじゅくと浸潤していても使用できる。
a b c d
1 誤 正 正 正
2 正 誤 正 誤
3 誤 誤 誤 正
4 誤 正 正 誤
5 正 誤 誤 誤
問 55
ショック(アナフィラキシー)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ショックは、生体異物に対する遅延型のアレルギー反応の一種である。
b 医薬品によるショックは、以前にその医薬品によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人で起きる可能性が高い。
c 一般に、顔や上半身の紅潮・熱感、皮膚の痒み、吐きけ、冷や汗など、複数の症状が現れる。
d 発症すると病態は急速に悪化することが多く、適切な対応が遅れるとチアノーゼや呼吸困難等を生じ、死に至ることがある。
a b c d
1 正 正 誤 正
2 誤 誤 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 正
問 56
偽アルドステロン症に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれ か。
a 体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体からカルシウムが失われることによって生じる病態である。
b 複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがある。
c 副腎髄質からのアルドステロン分泌が低下することにより生じる。
d 主な症状としては、筋肉痛、喉の渇き、倦怠感、血圧上昇等がみられる。
a b c d
1 正 正 誤 誤
2 誤 正 正 誤
3 誤 誤 正 正
4 正 誤 正 誤
5 誤 正 誤 正
問 57
消化器系に現れる副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a イレウスとは、医薬品の副作用により胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、その一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態である。
b 消化性潰瘍では、自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることもある。
c 小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向のある人は、イレウス様症状の発症のリスクが高い。
d 消化性潰瘍は、消化管出血に伴って糞便が白くなる。
a b c d
1 正 正 誤 正
2 誤 正 正 誤
3 誤 誤 正 正
4 正 誤 正 誤
5 誤 正 誤 正
問 58
呼吸器系に現れる副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 間質性肺炎とは、気管支と毛細血管を取り囲んで支持している組織が炎症を起こした状態である。
b 間質性肺炎は、一般的に、医薬品の使用後、短時間(1時間以内)に起こる。
c 間質性肺炎の症状が一過性に現れ、自然と回復することもあるが、悪化すると肺線維症(肺が繊維化を起こして硬くなる状態)に移行することがある。
d 医薬品で喘息発作を起こしたことがある人でも、症状が軽い場合、同種の医薬品の使用を避ける必要はない。
a b c d
1 正 正 誤 誤
2 誤 正 正 正
3 誤 誤 正 誤
4 正 誤 正 誤
5 誤 正 誤 正
問 59
循環器系に現れる副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 高血圧や心臓病等、循環器系疾患の診断を受けている人は、心臓や血管に悪影響を及ぼす可能性が高い医薬品を使用してはならない。
b 心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしやすい。
c うっ血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、心臓に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。
d 医薬品を使用している患者で、めまい、立ちくらみ、全身のだるさ(疲労感)、動悸 、息切れ、胸部の不快感、脈の欠落等の症状が現れたときは、一時的な状態と考えられるため、医薬品の使用中止や医師の診療を受ける必要はない。
a b c d
1 誤 正 正 正
2 誤 誤 正 誤
3 正 誤 誤 正
4 正 誤 正 誤
5 正 正 誤 誤
問 60
精神神経系に現れる副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 医薬品の副作用の不眠、不安、震え(振戦)、興奮、眠気、うつ等の精神神経症状は、定められた用法・用量に従って服用すれば発生することはない。
b 眠気を催すことが知られている医薬品を使用した後は、乗物や危険な機械類の運転操作に従事しないよう十分注意することが必要である。
c 医薬品の副作用としての無菌性髄膜炎は、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人で発症リスクが高い。
d 心臓や血管に作用する医薬品により、頭痛やめまい、浮動感(体がふわふわと宙に浮いたような感じ)、不安定感(体がぐらぐらする感じ)等が生じることがある。
a b c d
1 誤 正 正 正
2 誤 誤 正 誤
3 正 誤 誤 正
4 正 誤 正 誤
5 正 正 誤 誤
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