問 111
医薬品等に係る安全性情報等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a 緊急安全性情報は、A4サイズの黄色地の印刷物で、イエローレターとも呼ばれる。
b 安全性速報は、医薬品、医療機器又は再生医療等製品について緊急かつ重大な注意喚起や使用制限に係る対策が必要な状況にある場合に作成される。
c 緊急安全性情報は、医療用医薬品や医家向け医療機器についての情報伝達に限られており、一般用医薬品は対象外である。
d 安全性速報は、厚生労働省からの命令、指示に基づき作成されるもので、製造販売業者の自主決定に基づき作成されることはない。
a b c d
1 誤 誤 正 誤
2 正 誤 誤 誤
3 誤 正 誤 誤
4 誤 正 正 正
5 正 正 誤 正
問 112
次の記述は、一般用医薬品の安全対策に関するものである。( )にあてはまる字句として、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。なお、同じ記号の( )には同じ字句が入る。
( a )による間質性肺炎については、1991年4月以降、使用上の注意に記載されていたが、その後、( a )と( b )の併用例による間質性肺炎が報告されたことから、1994年1月、( b )との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がなされた。しかし、それ以降も慢性肝炎患者が( a )を使用して間質性肺炎が発症し、死亡を含む重篤な転帰に至った例もあったことから、1996年3月、厚生省(当時)より関係製薬企業に対して( c )が指示された。
1 a小青竜湯 bアミノピリン c医薬品・医療機器等安全性情報の配布
2 a小柴胡湯 bプソイドエフェドリン塩酸塩 c緊急安全性情報の配布
3 a小青竜湯 bインターフェロン製剤 c製品の回収
4 a小柴胡湯 bアミノピリン c医薬品・医療機器等安全性情報の配布
5 a小柴胡湯 bインターフェロン製剤 c緊急安全性情報の配布
問 113
医薬品の適正使用及び薬物乱用防止のための啓発活動に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a 登録販売者は、適切なセルフメディケーションの普及定着、医薬品の適正使用の推進のため、啓発活動に積極的に参加、協力することが期待されている。
b 薬物依存は、違法薬物(麻薬、覚醒剤、大麻等)により生じるものであり、一般用医薬品によって生じることはない。
c 薬物乱用は、乱用者自身の健康を害するが、社会的な弊害を生じることはない。
d 要指導医薬品又は一般用医薬品の乱用をきっかけとして、違法な薬物の乱用につながることもあるため、医薬品の適正使用の重要性等に関して、小中学生のうちからの啓発が重要である。
a b c d
1 正 誤 誤 正
2 誤 正 誤 正
3 誤 誤 正 誤
4 正 誤 正 誤
5 正 正 誤 正
問 114
医薬品PLセンターに関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a 日本製薬団体連合会において、製造物責任法(平成6年法律第85号)の施行と同時に開設された。
b 医薬品及び医療機器に関する苦情の申立ての相談を受け付けている。
c 健康被害以外の損害に関する申立ての相談は受け付けていない。
d 裁判において迅速な解決に導くことを目的としている。
a b c d
1 正 誤 誤 誤
2 誤 誤 誤 正
3 誤 正 正 正
4 正 誤 正 誤
5 正 正 誤 正
問 115
一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目中の「連用に関する注意」に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a 解熱鎮痛薬は、一定期間又は一定回数使用しても症状の改善がみられない場合は、ほかに原因がある可能性があるため、「長期連用しないこと」と記載されている。
b 浣腸薬は、感受性の低下(いわゆる ” 慣れ ”)が生じて、習慣的に使用される傾向があるため、「連用しないこと」と記載されている。
c 柴胡桂枝湯は、うっ血性心不全の副作用が現れることがあるため、「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこと」と記載されている。
d 駆虫薬は、海外において、長期連用した場合に精神神経症状が現れたとの報告があるため、「1週間以上継続して服用しないこと」と記載されている。
a b c d
1 正 正 誤 誤
2 誤 誤 誤 正
3 誤 正 正 正
4 正 誤 正 誤
5 正 正 誤 正
問 116
一般用医薬品の添付文書における使用上の注意に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a プソイドエフェドリン塩酸塩が配合された医薬品は、尿の貯留・尿閉を生じるおそれがあるため、「前立腺肥大による排尿困難の症状がある人」は使用(服用)しないこととされている。
b センノシドが配合された医薬品は、腸管粘膜への刺激が大きくなり、腸管粘膜に炎症を生じるおそれがあるため、「大量に使用(服用)しないこと」とされている。
c イブプロフェンが配合された医薬品は、アスピリン喘息を誘発するおそれがあるため、「本剤又は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を使用(服用)して喘息を起こしたことがある人」は使用(服用)しないこととされている。
d ピレンゼピン塩酸塩水和物が配合された医薬品は、眠気を生じることがあるため、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」とされている。
a b c d
1 正 正 正 誤
2 誤 誤 誤 正
3 誤 正 正 正
4 正 誤 正 誤
5 正 正 誤 正
問 117
次の成分・薬効群のうち、一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目中に、「次の人は使用(服用)しないこと」として、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」と記載されているものを1つ選びなさい。
1 小柴胡湯が配合されたかぜ薬
2 水酸化アルミニウムゲルが配合された胃腸鎮痛鎮痙薬
3 ジフェンヒドラミン塩酸塩が配合された内服薬
4 ブロモバレリル尿素が配合された解熱鎮痛薬
問 118
一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目中に、「次の診断を受けた人」と記載される基礎疾患等と主な成分・薬効群等の組み合わせについて、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a 糖尿病 ― カフェインを主薬とする眠気防止剤
b 心臓病 ― 芍薬甘草湯
c 甲状腺機能障害 ― 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬
d 高血圧 ― プソイドエフェドリン塩酸塩
1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)
問 119
一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」と記載される基礎疾患等と主な成分・薬効群等の組み合わせについて、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a 心臓病 ― スコポラミン臭化水素酸塩水和物
b 腎臓病 ― 酸化マグネシウム
c 貧血 ―エテンザミドが配合されたかぜ薬
d 高血圧 ― アスピリン
1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)
問 120
次の一般用医薬品の漢方処方製剤のうち、添付文書の「相談すること」の項目中に「次の症状がある人」として「排尿困難」と記載されているものを1つ選びなさい。
1 桂枝湯
2 防風通聖散
3 小柴胡湯
4 十味敗毒湯
5 麦門冬湯
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