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【令和4年度・首都圏②】登録販売者過去問解説【人体の働きと医薬品】

過去問題・解説

「人体の働きと医薬品」の目的はこれ!

身体の構造と働き、薬の働く仕組み、副作用の症状等に関する基本的な知識を、購入者への情報提供や相談対応に活用できること

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令和4年度(2022)・首都圏ブロック【午前】

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それでは解説スタートです!

人体の働きと医薬品(全20問)

問 21 消化器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 消化管は、口腔から肛門まで続く管で、平均的な成人で全長約9mある。
b ペプシノーゲンは、胃酸によって主に炭水化物を消化する酵素であるペプシンとなり、胃酸とともに胃液として働く。
c 唾液は、殺菌・抗菌物質を含んでおり、口腔粘膜の保護・洗浄、殺菌等の作用がある。
d 小腸のうち十二指腸に続く部分の、概ね上部40%が空腸、残り約60%が回腸であり、明確な境目がある。

・a b c d
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 誤 誤 誤 正
4 誤 正 誤 正
5 正 誤 正 誤

【正解5】
a○
b×ペプシノーゲンは胃酸によって、「タンパク質」を消化する酵素であるペプシンとなる
c○
d×空腸と回腸の明確な境目は「ない」

問 22 消化器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 胃は上腹部にある中空の臓器で、中身が空の状態では扁平に縮んでいる。
b 炭水化物主体の食品は、脂質分の多い食品に比べ、胃内での滞留時間が長い。
c 食道の上端と下端には括約筋があり、胃の内容物が食道や咽頭に逆流しないように防いでいる。
d 消化には、消化腺から分泌される消化液による化学的消化と、咀嚼(食物を噛み、口腔内で粉砕すること)や消化管の運動による機械的消化とがある。

・a b c d
1 誤 正 正 正
2 正 誤 正 正
3 正 正 誤 誤
4 誤 誤 誤 正
5 正 誤 正 誤

【正解2】
a○
b×炭水化物主体の食品は、脂質分の多い食品に比べ、胃内での滞留時間が「短い」。
c○
d○

問 23 肝臓及び胆汁に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 小腸で吸収されたグリコーゲンは、血液によって肝臓に運ばれてブドウ糖として蓄えられる。
b 肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D等を貯蔵することはできるが、水溶性ビタミンであるビタミンB6、B12等は貯蔵することができない。
c 胆汁に含まれるビリルビン(胆汁色素)は、赤血球中のヘモグロビンが分解されて生じた老廃物である。
d 胆汁には、過剰のコレステロール等を排出する役割がある。

・a b c d
1 正 誤 誤 正
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 誤 正
4 正 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正

【正解5】
a×小腸で吸収された「ブドウ糖」は、血液によって肝臓に運ばれて「グリコーゲン」として蓄えられる。
b×肝臓は、脂溶性ビタミンのほか、「水溶性ビタミンも貯蔵する」。
c○
d○

問 24 大腸及び肛門に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a S状結腸に溜まった糞便が直腸へ送られてくると、その刺激に反応して便意が起こる。
b 腸の内容物は、大腸の運動によって腸管内を通過するに従って水分とナトリウム、カリウム、リン酸等の電解質の吸収が行われ、固形状の糞便となる。
c 大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンEを産生している。
d 肛門は、直腸粘膜が皮膚へと連なる体外への開口部であり、直腸粘膜と皮膚の境目になる部分には歯状線と呼ばれるギザギザの線がある。

・a b c d
1 正 誤 正 誤
2 誤 正 誤 正
3 正 正 誤 正
4 正 正 正 誤
5 誤 誤 正 正

【正解3】
a○
b○
c×大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要な「ビタミンK」を産生している
d○

問 25 呼吸器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 喉頭の大部分と気管から気管支までの粘膜は線毛上皮で覆われており、吸い込まれた粉塵、細菌等の異物は、気道粘膜から分泌される粘液にからめ取られる。
b 咽頭は、喉頭と気管の間にある軟骨に囲まれた円筒状の器官で、軟骨の突起した部分がいわゆる「のどぼとけ」である。
c 肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織を間質という。
d 鼻汁にはコルチゾンが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。

・a b c d
1 正 誤 正 誤
2 正 正 誤 正
3 誤 正 正 誤
4 誤 誤 誤 誤
5 誤 誤 正 正

【正解1】
a○
b×「喉頭」は、「咽頭」と気管の間にある軟骨に囲まれた円筒状の器官で、軟骨の突起した部分がいわゆる「のどぼとけ」である
c○
d×鼻汁には「リゾチーム」が含まれ、気道の防御機構の一つとなっている

問 26 血液に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 血液は、血漿と血球からなり、酸素や栄養分を全身の組織に供給し、二酸化炭素や老廃物を肺や腎臓へ運ぶ。
b 赤血球は、中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約70%を占め、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。
c アルブミンは、血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。
d 血液は、ホルモンを運搬することによって体内各所の器官・組織相互の連絡を図る役割がある。

・a b c d
1 誤 正 誤 誤
2 正 誤 誤 誤
3 正 正 誤 正
4 正 誤 正 正
5 誤 正 正 誤

【正解4】
a○
b×赤血球は、血液全体の「約40%」を占める
c○
d○

問 27 血液に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 二酸化炭素の多くはヘモグロビンと結合し、末梢組織から肺へ運ばれる。
b 血管の損傷部位では、血小板から放出される酵素によって血液を凝固させる一連の反応が起こり、血漿タンパク質の一種であるフィブリンが傷口で重合して、線維状のフィブリノゲンとなる。
c グロブリンは、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。
d 単球は、白血球の約60%を占めており、強い食作用を持ち、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれている。

・a b c d
1 正 正 誤 誤
2 正 正 誤 正
3 誤 誤 正 誤
4 誤 誤 誤 正
5 誤 正 正 誤

【正解3】
a×二酸化炭素は「ヘモグロビンとほとんど結合しない」。
b×血漿タンパク質の一種である「フィブリノゲン」が傷口で重合して線維状の「フィブリン」となる
c○
d×単球は、白血球の「約5%と少ないが」強い食作用を持つ

問 28 循環器系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a リンパ液の流れは主に平滑筋の収縮によるものであり、流速は血流に比べて緩やかである。
b 脾臓の主な働きは、脾臓内を流れる血液から古くなった赤血球を濾し取って処理することである。
c 心臓から拍出された血液を送る血管を動脈、心臓へ戻る血液を送る血管を静脈という。
d 静脈にかかる圧力は比較的高いため、血管壁は動脈よりも厚い。

1(a、b) 2(a、c) 3(a、d)
4(b、c) 5(b、d)

【正解4】
a×リンパ液の流れは主に「骨格筋」の収縮によるものである
b○
c○
d×静脈にかかる圧力は比較的「低い」ため、血管壁は動脈よりも「薄い」

問 29 目に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 ビタミンAが不足すると、夜間視力の低下(夜盲症)を生じる。
2 遠近の焦点調節は、主に硝子体の厚みを変化させることによって行われる。
3 透明な角膜や水晶体には血管が通っておらず、房水によって栄養分や酸素が供給される。
4 網膜には光を受容する細胞(視細胞)が密集しており、視細胞が受容した光の情報は網膜内の神経細胞を介して神経線維に伝えられ、網膜の神経線維は眼球の後方で束になり、視神経となる。
5 眼球を上下左右斜めの各方向に向けるため、6本の眼筋が眼球側面の強膜につながっている。

【正解2】
1○
2×遠近の焦点調節は、主に「水晶体」の厚みを変化させることによって行われる
3○
4○
5○

問 30 脳や神経系の働きに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 脳の血管は、末梢に比べて物質の透過に関する選択性が高く、タンパク質などの大分子や小分子でもイオン化した物質は血液中から脳の組織へ移行しにくい。
b 副交感神経系が活発になると、肝臓でのグリコーゲンの分解が促進される。
c 脳における細胞同士の複雑かつ活発な働きのため、脳において、血液の循環量は心拍出量の約15%、酸素の消費量は全身の約20%、ブドウ糖の消費量は全身の約25%と多い。
d 脊髄は脊椎の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合があり、これを脊髄反射と呼ぶ。

・a b c d
1 正 誤 正 正
2 誤 正 誤 正
3 正 誤 誤 正
4 誤 正 正 誤
5 正 正 誤 誤

【正解1】
a○
b×「交感神経系」が活発になると、肝臓でのグリコーゲンの分解が促進される。
c○
d○
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