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【令和5年度・奈良⑤】登録販売者過去問解説【医薬品の適正使用・安全対策】

過去問題・解説

問 111
医薬品等に係る安全性情報等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

a 医薬品・医療機器等安全性情報の内容として、重要な副作用等に関する使用上の注意を改訂した場合は、改訂の根拠となった症例の概要も紹介されている。
b 独立行政法人医薬品医療機器総合機構が配信する医薬品医療機器情報配信サービス(PMDAメディナビ)は、医薬関係者のみが利用可能である。
c 安全性速報は、A4サイズの青色地の印刷物で、ブルーレターとも呼ばれる。
d 医薬品の製造販売業者等は、医薬品の有効性及び安全性に関する事項その他医薬品の適正な使用のために必要な情報を収集し、検討するとともに、薬局開設者等に対して、提供するよう努めなければならないが、薬局等に従事する薬剤師や登録販売者は情報提供の対象となっていない。

a b c d
1 誤 誤 正 正
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 誤 誤
4 正 正 正 誤
5 正 正 誤 正

【正解2】
a○
b×医薬品医療機器情報配信サービス(PMDAメディナビ)は、「誰でも」利用可能である。
c○
d×薬局開設者、店舗販売業者、配置販売業者「及びそこに従事する薬剤師や登録販売者に対して」、情報提供するよう努めなければならないこととされている。

問 112
医薬品の適正使用及び薬物乱用防止のための啓発活動に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

a 医薬品の持つ特質及びその使用・取扱い等について正しい知識を広く生活者に浸透させることにより、保健衛生の維持向上に貢献することを目的とし、毎年10月17日~23日の1週間を「薬と健康の週間」として、自治体、関係団体等による広報活動やイベント等が実施されている。
b 「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」を広く普及し、薬物乱用防止を一層推進するため、毎年6月20日~7月19日までの1ヶ月間、自治体、関係団体等により、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動が実施されている。
c 要指導医薬品や一般用医薬品の乱用をきっかけに、違法な薬物の乱用につながることがある。
d 薬物乱用の危険性や医薬品の適正使用の重要性等に関する知識は、小中学生のうちから啓発することが重要である。

a b c d
1 誤 正 正 正
2 正 正 正 正
3 誤 正 誤 誤
4 正 誤 正 誤
5 正 誤 誤 正

【正解2】
a○
b○
c○
d○

問 113
塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)含有医薬品に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

a 厚生労働省から代替成分としてプソイドエフェドリン塩酸塩(PSE)等への速やかな切替えの指示がなされた。
b 米国食品医薬品庁(FDA)から、米国内におけるPPA含有医薬品の自主的な販売中止が要請された。
c 2000年5月米国において、女性が糖質吸収抑制剤(日本での鼻炎用内服薬等における配合量よりも高用量)として使用した場合に、出血性脳卒中の発生リスクとの関連性が高いとの報告がなされた。
d 2003年に「塩酸フェニルプロパノールアミンを含有する医薬品による心臓病に係る安全対策について」という医薬品・医療機器等安全性情報が独立行政法人医薬品医療機器総合機構より出された。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)

【正解1】
a○
b○
c×2000年5月米国において、女性が「食欲」抑制剤(日本での鼻炎用内服薬等における配合量よりも高用量)として使用した場合に、出血性脳卒中の発生リスクとの関連性が高いとの報告がなされた。
d×2003年(平成 15年)に『塩酸フェニルプロパノールアミンを含有する医薬品による「脳出血」に係る安全対策について』という医薬品・医療機器等安全性情報が出された。(別表5-3)

問 114
医薬品PLセンターに関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

a 医薬品副作用被害救済制度の対象とならないケースのうち、製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合には、医薬品PLセンターへの相談が推奨される。
b 苦情を申し立てた消費者と製薬企業との交渉において、消費者の立場に立って仲介や調整・あっせんを行う。
c 平成26年11月の医薬品医療機器等法の施行に伴い、厚生労働省が開設した。
d 医薬品、医薬部外品及び化粧品に関する苦情の相談を受け付けている。

a b c d
1 正 誤 誤 誤
2 誤 誤 誤 正
3 誤 正 正 正
4 正 誤 正 誤
5 正 正 誤 正

【正解1】
a○
b×「公平・中立」な立場で申立ての相談を受け付け、交渉の仲介や調整・あっせんを行う。
c×「平成7年7月のPL法の施行と同時に、日本製薬団体連合会」が開設した。
d×「医薬品又は医薬部外品」に関する苦情の相談を受け付けている。

問 115
次のうち、ステロイド性抗炎症成分が配合された外用薬を化膿している患部に使用しないこととされている理由として、正しいものを1つ選びなさい。

1 皮膚刺激成分により、強い刺激や痛みを生じるおそれがあるため。
2 湿潤した患部に用いると、分泌液が貯留して症状を悪化させることがあるため。
3 感染の悪化が自覚されにくくなるおそれがあるため。
4 細菌等の感染に対する抵抗力を弱めて、感染を増悪させる可能性があるため。

【正解4】
ステロイド性抗炎症成分の好ましくない作用として、末梢組織の免疫機能を低下させる作用を示す。

問 116
一般用医薬品の添付文書における「使用上の注意」に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

a 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬(睡眠改善薬)は、医療機関において不眠症の治療を受けている場合には、その治療を妨げるおそれがあるため、不眠症の診断を受けた人は服用しないよう記載されている。
b ブチルスコポラミン臭化物は、喘息発作を誘発するおそれがあるため、喘息を起こしたことがある人は服用しないよう記載されている。
c 無水カフェインを主薬とする眠気防止薬は、カフェインが胃液の分泌を亢進し、症状を悪化させるおそれがあるため、胃酸過多の症状がある人は「服用しないこと」とされている。
d 麻子仁丸は、鎮静作用の増強が生じるおそれがあるため、「服用前後は飲酒しないこと」とされている。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)

【正解2】
a○
b×記述は、「インドメタシン、フェルビナク、ケトプロフェン又はピロキシカムが配合された外用鎮痛消炎薬」の内容である。
ブチルスコポラミン臭化物は、「本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人」は服用しないよう記載されている。
c○
d×記述は、「ブロモバレリル尿素又はアリルイソプロピルアセチル尿素が配合された解熱鎮痛薬、催眠鎮静薬、酔い防止薬、抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬」の内容である。
麻子仁丸は、「激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすくなるため、他の瀉下薬を使用しないこと」とされている。

問 117
一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目中に、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」と記載される主成分として、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

a アルジオキサ
b ブロモバレリル尿素
c アミノフィリン水和物
d ジフェンヒドラミン塩酸塩

1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)

【正解3】
a×
b○ブロモバレリル尿素は、眠気等が懸念されるため、服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないことと記載される。
c×
d○ジフェンヒドラミン塩酸塩は、眠気等が懸念されるため、服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないことと記載される。

問 118
一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目中に、含有する成分によらず、「長期連用しないこと」と記載される薬効群として、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

a 鼻炎用点鼻薬
b 鎮静薬
c ビタミン主薬製剤(いわゆるビタミン剤)
d 胃腸薬

1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)

【正解1】
a○鼻炎用点鼻薬は、二次充血、鼻づまり等を生じるおそれがあるため、長期連用しないことと記載される。
b○鎮静薬は、一定期間又は一定回数使用しても症状の改善がみられない場合は、ほかに原因がある可能性があるため、長期連用しないことと記載される。
c×
d×

問 119
次の基礎疾患等のうち、グリセリンが配合された浣腸薬の添付文書等において、「相談すること」の項目中に「次の診断を受けた人」として記載することとされているものの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

a 心臓病
b 腎臓病
c 貧血
d 糖尿病

a b c d
1 正 誤 誤 誤
2 誤 誤 誤 正
3 誤 正 正 正
4 正 誤 正 誤
5 正 正 誤 正

【正解1】
a○グリセリンが配合された浣腸薬は、排便直後に、急激な血圧低下等が現れることがあり、心臓病を悪化させるおそれがあるため、心臓病の診断を受けた人として記載することとされている。
b×
c×
d×

問 120
次の記述は、一般用医薬品の添付文書に関するものである。(  )にあてはまる字句として正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
1日用量がグリチルリチン酸として( a )以上、又はカンゾウとして1g以上を含有する医薬品は、大量に使用すると( b )貯留、( c )排泄促進が起こり、むくみ(浮腫)等の症状が現れ、腎臓病を悪化させるおそれがあるため、腎臓病の診断を受けた人は、専門家に相談することとされている。

1 a40 mg  bカルシウム  cカリウム
2 a80 mg  bカリウム   cナトリウム
3 a40 mg  bナトリウム  cカリウム
4 a40 mg  bナトリウム  cカルシウム
5 a80 mg  bナトリウム  cカリウム

【正解3】
1日用量がグリチルリチン酸として( a40 mg )以上、又はカンゾウとして1g以上を含有する医薬品は、大量に使用すると( bナトリウム )貯留、( cカリウム )排泄促進が起こり、むくみ(浮腫)等の症状が現れ、腎臓病を悪化させるおそれがあるため、腎臓病の診断を受けた人は、専門家に相談することとされている。
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