今回は登録販売者の就職先をお伝えします!
❷調剤薬局
❸その他・ホームセンターやコンビニなど
それでは1つずつみていきましょう。
【登録販売者】の就職先
1・ドラッグストア
こんな表示をお店でみたことはありませんか?
多くの方が薬の購入を考えたとき、真っ先に思いつくのがドラッグストアでしょう。
ドラッグストアの良い所は、取り扱っている医薬品の数が多く、いつでも営業しているところですよね。
それなのに、もしあなたが欲しい医薬品を目の前にして買えなかったらどうですか?
2度と行かないかも!
そんなことになったら、大事なお客さんを逃してしまいます。
ドラッグストアでは、いつでも医薬品の販売ができるように登録販売者の採用に力を入れているのです。
コロナの影響も関係なく、求人は常に出続けています。
取り扱う医薬品の数が多い分、ドラッグストアの仕事は大変ですが、登録販売者の知識が最も活かせる就職先に間違いありません。
化粧品や健康食品なども扱っているので、幅広い商品についての販売スキルを身につけたい方にもおすすめです。
●化粧品や健康食品など、幅広い商品が学べる
●取り扱う医薬品の数が多い分、常に勉強が必要
3・調剤薬局
調剤薬局は、登録販売者のニーズの高い就職先のひとつです
そうなの?
調剤薬局でなにをするのか想像できないけど?
そうね。
実際は調剤事務の仕事がメインかもしれません
最近は、調剤薬局でも「2類・3類」医薬品を扱うところが増えました。
全ての医薬品販売を薬剤師が行うには負担がかかりすぎるため「2類・3類」医薬品は登録販売者資格を持った事務員が対応しているのです。
そのため調剤事務兼、登録販売者のWライセンスは貴重な人材として扱われます。
調剤業務をすることはできませんが、ピッキングなどの調剤補助は可能です
調剤薬局事務をしながらの業務なので慣れるまでは大変ですが、その分給与は他の就職先よりもかなり優遇されています。
でも調剤薬局ってあんまりなくない?求人あるの?
調剤薬局は2018年の時点で全国に6万件。これはコンビニよりも多いのよ
実は調剤薬局は、コンビニエンスストアよりも身近な存在です。
処方せんの受付やレセプト入力など、調剤薬局事務のメイン業務をこなしながら登録販売者をしている人が数多くいることがわかるでしょう。
3・その他 ホームセンターやコンビニなど
薬事法の改正により、医薬品の販売ができる場所が増えました
具体的にはホームセンターやスーパー、大型家電量販店、コンビニエンスストアなどでも医薬品の販売が可能になりました。
登録販売者のみが在籍しているお店では「2類」と「3類」医薬品。
薬剤師が在籍しているお店では「2類」と「3類」に加えて「要指導医薬品」「第1類医薬品」を販売できるようになりました。
とはいえ、医薬品を販売できるのは薬剤師や登録販売者が店舗にいる時間のみです。
24時間営業のコンビニエンスストアなどで、常時医薬品を販売している店舗は少ないのが現状です。
ローソンは2020年度までに、医薬品を取り扱う店舗を1000店以上にする目標を発表しました
じゃあ、これからどんどん求人が増えるかもしれないんだね!
登録販売者がいれば「一般用医薬品」の9割以上販売できるため、登録販売者のみで営業する店舗が増加しています。
これからさらに需要が増えることが期待されている業界です。
次回は【登録販売者】と薬剤師の違い です