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【令和5年度・中国四国④】登録販売者過去問解説【主な医薬品とその作用】

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令和5年度・中国四国ブロック【午後】

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令和5年度・中国四国ブロック【午後】

主な医薬品とその作用(全40問)

問 1
痛みや発熱が起こる仕組み及び解熱鎮痛成分の働きに関する記述のうち、誤っているものはどれか。

1 プロスタグランジンは、ホルモンに似た働きをする物質で、病気や外傷があるときに活発に産生されるようになり、体の各部位で発生した痛みが脳へ伝わる際に、そのシグナルを増幅することで痛みの感覚を強めている。
2 プロスタグランジンは、脳の下部にある体温を調節する部位(温熱中枢)に作用して、体温を通常よりも高く維持するように調節する。
3 化学的に合成された解熱鎮痛成分は、中枢神経系におけるプロスタグランジンの産生を抑制することにより、解熱作用を示す。
4 化学的に合成された解熱鎮痛成分は、腎臓における水分の再吸収を促し、循環血流量を増加させることにより、発汗を抑制する作用もある。

【正解4】
化学的に合成された解熱鎮痛成分は、腎臓における水分の再吸収を促し、循環血流量を増加させることにより、発汗を「促進」する作用もある。

問 2
解熱鎮痛薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a イブプロフェンは、一般用医薬品においては、15 歳未満の小児に対しては、いかなる場合も使用してはならない。
b ボウイは、フトミミズ科の Pheretima aspergillum Perrier 又はその近縁動物の内部を除いたものを基原とする生薬で、古くから「熱さまし」として用いられてきた。
c アスピリンは、他の解熱鎮痛成分に比較して胃腸障害を起こしやすく、アスピリンアルミニウム等として胃粘膜への悪影響の軽減を図っている製品もある。
d シャクヤクは、ボタン科のシャクヤクの根を基原とする生薬で、鎮静作用を示すが、内臓の痛みには効果がない。

1(a,b) 2(a,c) 3(a,d) 4(b,c) 5(b,d)

【正解2】
a○
b×記述は、「ジリュウ」の内容である。ボウイは、「ツヅラフジ科のオオツヅラフジの蔓性の茎及び根茎を、通例、横切したものを基原とする生薬で、鎮痛、尿量増加(利尿)等の作用を期待して用いられる」。
c○
d×シャクヤクは、ボタン科のシャクヤクの根を基原とする生薬で、鎮痛鎮痙作用、鎮静作用を示し、「内臓の痛みにも用いられる」。

問 3
次の成分を含むかぜ薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

6カプセル中(成人1日量)
アセトアミノフェン          500mg
エテンザミド             400mg
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩   7.5mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩      40mg
無水カフェイン            120mg

a 本剤には、サリチル酸系解熱鎮痛成分が含まれている。
b 本剤には、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として抗ヒスタミン成分が配合されている。
c アセトアミノフェンは、中枢における解熱・鎮痛作用と併せて、末梢における抗炎症作用も期待できる。
d dl-メチルエフェドリン塩酸塩は、自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させる。

1 a,b
2 a,c
3 a,d
4 b,c
5 b,d

【正解1】
a○
b○
c×アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待「できない」。
d×記述は、「ジプロフィリン」等のキサンチン系成分の内容である。dl-メチルエフェドリン塩酸塩は、「交感神経系を刺激して」気管支を拡張させるアドレナリン作動成分である。

問 4
眠気を促す薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a ヒスタミンは、脳の下部にある睡眠・覚醒に関与する部位で神経細胞の刺激を介して、覚醒の維持や調節を行う働きを担っている。
b ブロモバレリル尿素は、脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする作用があり、不眠症や不安緊張状態の鎮静を目的に用いられ、近年は使用量が増加している。
c ジフェンヒドラミン塩酸塩は、吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行して乳児に昏睡を生じるおそれがあるため、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要がある。
d 小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。

a b c d
1 正 誤 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 誤 誤 正 誤
4 正 正 誤 正
5 誤 正 誤 正

【正解2】
a○
b×かつては不眠症や不安緊張状態の鎮静を目的にブロモバレリル尿素が頻繁に用いられていたが、大量摂取による自殺が日本で社会問題になったことや、ベンゾジアゼピン系成分にその役割が取って代わられたことから、近年は使用量が「減少」している。
c○
d○

問 5
以下の記述にあてはまる神経質、精神不安、不眠等の症状の改善を目的とした漢方処方製剤として、最も適するものはどれか。
体力中等度以下で疲れやすく、神経過敏で、興奮しやすいものの神経質、不眠症、小児夜なき、夜尿症、眼精疲労、神経症に適すとされる。

1 釣藤散
2 疎経活血湯
3 柴胡加竜骨牡蛎湯
4 桂枝加竜骨牡蛎湯

【正解4】

問 6
乗物酔い防止薬の配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

1 胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐きけを抑えることを目的として、アミノ安息香酸エチルのような局所麻酔成分が配合されている場合がある。
2 脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として、カフェイン(無水カフェイン等を含む。)が配合されている場合がある。
3 メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く、持続時間が長い。
4 ジフェニドール塩酸塩は、外国において、乳児突然死症候群のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、15 歳未満の小児では使用を避ける必要がある。

【正解4】
「プロメタジン塩酸塩等のプロメタジンを含む成分」は、外国において、乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、15歳未満の小児では使用を避ける必要がある。

問 7
鎮咳去痰薬の配合成分とその配合目的に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
a ノスカピン       ― 中枢神経系に作用して咳を抑える
b ジメモルファンリン酸塩 ― 気管支を拡げる
c カルボシステイン    ― 痰の切れを良くする
d ブロムヘキシン塩酸塩  ― 炎症を和らげる

1(a,b) 2(a,c) 3(a,d) 4(b,c) 5(b,d)

【正解2】
a○
b×ジメモルファンリン酸塩 ―「中枢神経系に作用して咳を抑える」
c○
d×ブロムヘキシン塩酸塩 ―「痰の切れを良くする」

問 8
交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示す生薬成分として、正しいものはどれか。

1 オウヒ
2 ダイオウ
3 マオウ
4 オウバク

【正解3】
1×オウヒは、「去痰作用」を示す生薬成分である。
2×ダイオウは、「瀉下作用」を示す生薬成分である。
3○
4×オウバクは、「健胃、収斂、抗菌、抗炎症作用」を示す生薬成分である。

問 9
口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 噴射式の液剤では、息を吸いながら噴射すると気管支や肺に入ってしまうおそれがあるため、軽く息を吐きながら噴射することが望ましい。
b 口腔内や咽頭における局所的な作用を目的とする医薬品であるため、全身的な影響は生じない。
c 口腔咽喉薬には、鎮咳成分や気管支拡張成分、去痰成分は配合されておらず、これらの成分が配合されている場合には鎮咳去痰薬に分類される。
d 含嗽薬は即効性があるため、使用後すぐに食事を摂取しても、殺菌消毒効果に対する影響はほとんどない。

a b c d
1 正 誤 正 誤
2 正 誤 誤 誤
3 正 正 誤 正
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正

【正解1】
a○
b×成分の一部が口腔や咽頭の粘膜から吸収されて循環血流中に入りやすく、全身的な影響を「生じることがある」。
c○
d×含嗽薬の使用後すぐに食事を摂ると、殺菌消毒効果が「薄れやすい」。

問 10
口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して、グリセリンが配合されている場合がある。
b 声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み又は喉の腫れの症状を鎮めることを目的として、グリチルリチン酸二カリウムが配合されている場合がある。
c クロルヘキシジングルコン酸塩は、低刺激性の殺菌消毒成分であるため、口腔内に傷がある人でも使用することができる。
d 妊娠中に摂取されたヨウ素の一部は血液-胎盤関門を通過して胎児に移行するため、ヨウ素系殺菌消毒成分を長期間にわたって大量に使用した場合には、胎児にヨウ素の過剰摂取による甲状腺機能障害を生じるおそれがある。

a b c d
1 誤 正 誤 正
2 正 正 正 誤
3 誤 誤 正 誤
4 正 誤 誤 正
5 誤 誤 正 正

【正解1】
a×記述は、「アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)」の内容である。
グリセリンは、「喉の粘膜を刺激から保護する」。
b○
c×クロルヘキシジングルコン酸塩は、口腔内に傷やひどいただれのある人では、「強い刺激を生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある」。
d○

問 11
胃の薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a アルジオキサはマグネシウムを含む成分であるため、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。
b 消化管内容物中に発生した気泡の分離を促すことを目的として、ロートエキスが配合されている場合がある。
c ピレンゼピン塩酸塩は、消化管の運動にはほとんど影響を与えずに胃液の分泌を抑える作用を示すとされるが、消化管以外では一般的な抗コリン作用のため、排尿困難、動悸、目のかすみの副作用を生じることがある。
d セトラキサート塩酸塩は、体内で代謝されてトラネキサム酸を生じることから、血栓のある人、血栓を起こすおそれのある人では、使用する前にその適否について、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。

1(a,b) 2(a,c) 3(a,d) 4(b,c) 5(c,d)

【正解5】
a×アルジオキサは「アルミニウム」を含む成分であるため、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。
b×記述は、「ジメチルポリシロキサン(別名ジメチコン)」の内容である。ロートエキスは、「過剰な胃液の分泌を抑える作用を期待して配合されている場合がある」。
c○
d○

問 12
以下の漢方処方製剤のうち、胃の不調を改善する目的で用いられるものはどれか。

1 猪苓湯
2 大黄甘草湯
3 麻杏甘石湯
4 六君子湯

【正解4】
1×猪苓湯は、「泌尿器症状の緩和」の目的で用いられる。
2×大黄甘草湯は、「腸の不調を改善する」目的で用いられる。
3×麻杏甘石湯は、「咳止め等」の目的で用いられる。
4○

問 13
止瀉薬の配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

1 ベルベリン塩化物は、細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として用いられる。
2 ロペラミド塩酸塩が配合された止瀉薬は、食べすぎ・飲みすぎによる下痢、寝冷えによる下痢の症状に用いられることを目的としており、食あたりや水あたりによる下痢については適用対象ではない。
3 ゴバイシは、過剰な腸管の(蠕動)運動を正常化し、あわせて水分や電解質の分泌も抑える止瀉作用がある。
4 次没食子酸ビスマス、次硝酸ビスマス等のビスマスを含む成分については、海外において長期連用した場合に精神神経症状が現れたとの報告があり、1週間以上継続して使用しないこととされている。

【正解3】
記述は、「木クレオソート」の内容である。
ゴバイシは、「腸粘膜のタンパク質と結合して不溶性の膜を形成し、腸粘膜をひきしめる(収斂)ことにより、腸粘膜を保護する」。

問 14
瀉下成分のうち、腸管を刺激して反射的な腸の運動を引き起こすことによる瀉下作用を目的として配合される成分として、正しいものの組み合わせはどれか。
a ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)
b ビサコジル
c カルメロースナトリウム(別名:カルボキシメチルセルロースナトリウム)
d センノシド

1(a,b) 2(a,c) 3(a,d) 4(b,c) 5(b,d)

【正解5】
a×ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)は、「腸内容物に水分が浸透しやすくする作用があり、糞便中の水分量を増して柔らかくする」。
b○
c×カルメロースナトリウム(別名:カルボキシメチルセルロースナトリウム)は、「腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便のかさを増やすとともに糞便を柔らかくする」。
d○

問 15
胃腸鎮痛鎮痙薬の配合成分とその副作用に関する記述について、誤っている組み合わせはどれか。

1 パパべリン塩酸塩   ― 眼圧上昇
2 パパべリン塩酸塩   ― 散瞳による目のかすみ
3 ジサイクロミン塩酸塩 ― 口渇
4 ジサイクロミン塩酸塩 ― 便秘

【正解2】
散瞳による目のかすみが現れることがあるのは、「メチルベナクチジウム臭化物、ブチルスコポラミン臭化物、メチルオクタトロピン臭化物、ジサイクロミン塩酸塩、オキシフェンサイクリミン塩酸塩、チキジウム臭化物等の抗コリン成分」である。
パパベリン塩酸塩は、抗コリン成分と異なり自律神経系を介した作用ではないが、眼圧を上昇させる作用を示すことが知られている。

問 16
浣腸薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 浣腸薬を繰り返し使用すると直腸の感受性の低下(いわゆる慣れ)が生じて効果が弱くなる。
b グリセリンが配合された浣腸薬では、排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現れるとの報告がある。
c 炭酸水素ナトリウムは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。
d 注入剤を使用した後、すぐに排便を試みないと、効果が十分に得られない。

a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 誤 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 誤 誤 誤
5 誤 正 正 正

【正解1】
a○
b○
c○
d×注入剤を使用した後、すぐに排便を「試みると、薬液のみが排出されて」効果が十分に得られない。

問 17
駆虫薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a 条虫(いわゆるサナダ虫など)や吸虫の駆除を目的とする一般用医薬品はないため、これらについては、医療機関を受診して診療を受けるなどの対応が必要である。
b 消化管内容物の消化・吸収に伴って駆虫成分の吸収が高まることから、食後に使用することとされているものが多い。
c パモ酸ピルビニウムは、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされる。
d カイニン酸は、アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

1(a,b) 2(a,c) 3(a,d) 4(b,c) 5(b,d)

【正解2】
a○
b×食事を摂って消化管内に内容物があるときに使用すると、消化管内容物の消化・吸収に伴って駆虫成分の吸収が高まることから、「空腹時」に使用することとされているものが多い。
c○
d×記述は、「ピペラジンリン酸塩」の内容である。カイニン酸は、「回虫に痙攣を起こさせる」作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

問 18
強心薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。

1 ロクジョウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬である。
2 センソは、有効域が比較的狭い成分であり、一般用医薬品では、1日用量が 50㎎以下となるように用法・用量が定められている。
3 ロクジョウは、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされている。
4 センソが配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺することがあるため、噛まずに服用することとされている。

【正解4】
1×記述は、「ゴオウ」の内容である。ロクジョウは、「シカ科の Cervus nippon Temminck、Cervus elaphus Linné、Cervus canadensis Erxleben又はその他同属動物の雄鹿の角化していない幼角」を基原とする生薬である。
2×一般用医薬品では、1日用量が「5mg」以下となるように用法・用量が定められている。
3×記述は、「ジャコウ」の内容である。ロクジョウは、強心作用のほか、「強壮、血行促進」等の作用があるとされる。
4○

問 19
血中コレステロール及び高コレステロール改善薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a コレステロールは細胞の構成成分で、コレステロールの産生及び代謝は、主として脾臓で行われる。
b コレステロールは水に溶けにくい物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。
c 大豆油不けん化物(ソイステロール)には、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。
d パンテチンは、低密度リポタンパク質(LDL)等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、高密度リポタンパク質(HDL)産生を高める作用があるとされる。

a b c d
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 誤 誤 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 正 正 正

【正解5】
a×コレステロールの産生及び代謝は、主として「肝臓」で行われる。
b○
c○
d○

問 20
貧血用薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 貧血は、その原因によりビタミン欠乏性貧血、鉄欠乏性貧血等に分類されるが、鉄製剤で改善できるのは、鉄欠乏性貧血のみである。
b 鉄製剤の服用前後 30分に緑茶のようにタンニン酸を含む飲食物を摂取すると、鉄の吸収が悪くなることがある。
c クエン酸鉄アンモニウムは、不足した鉄分を補充することを目的として配合される。
d マンガンは、赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12 の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で、硫酸マンガンが配合されている場合がある。

a b c d
1 正 誤 正 正
2 正 正 正 誤
3 誤 正 誤 誤
4 誤 誤 正 正
5 正 正 誤 正

【正解2】
a○
b○
c○
d×記述は、「コバルト」の内容である。マンガンは、「糖質・脂質・タンパク質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進する目的で、硫酸マンガン」が配合されている場合がある。
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