この科目の目的はこれ!
❶身体の構造と働き、薬の働く仕組み、副作用の症状等に関する基本的な知識を、購入者への情報提供や相談対応に活用できること
・令和2年・奈良①医薬品に共通する特性
・いまココ▶②人体の働きと医薬品
・令和2年・奈良③薬事関係法規・制度
・令和2年・奈良④主な医薬品とその作用
・令和2年・奈良⑤医薬品の適正使用
令和2年度(2020)・奈良県【午前】
▼令和2年度・登録販売者試験(税込2200円)
すべての解答がわかる本はこれしか販売されてません!
それでは解説スタートです!
人体の働きと医薬品(全20問)
問 1
目に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい
a 目が感じる可視光線は、電磁波の一種である。
b 涙液は、起きている間は絶えず分泌されており、目尻の内側にある小さな孔(涙点) から涙道に流れこんでいる。
c 強膜が充血したときは、眼瞼の裏側は赤くならず、強膜自体が乳白色であるため、 白目の部分がピンク味を帯びる。
d 虹彩は、水晶体の後ろにあり、瞳孔を散大・縮小させて眼球内に入る光の量を調節している。
a b c d
1 正 誤 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 誤
5 誤 正 誤 正
問 2
口腔に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a 舌の表面には、舌乳頭という無数の小さな突起がある。
b 舌は、味覚を感知するほか、咀嚼された飲食物を撹拌して唾液と混和させる。
c 唾液には、タンパク質を分解するトリプシンが含まれている。
d 唾液は、嗅覚の形成にも重要な役割を持つ。
1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)
問 3
消化器系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a 消化器系は、飲食物を消化して生命を維持していくため必要な栄養分として吸収し、 その残滓を体外に排出する器官系である。
b 消化器系には、消化管と消化腺があり、消化管には、唾液腺、肝臓、胆嚢、膵臓が含まれる。
c 消化には、消化腺から分泌される消化液による化学的消化と、咀嚼(食物を噛み、口 腔内で粉砕すること)や消化管の運動による機械的消化とがある。
d 小腸のうち十二指腸に続く部分の、概ね上部40%が空腸、残り約60%が回腸であ り、明確な境目がある。
1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)
問 4
膵臓に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a 胃の後下部に位置する細長い臓器で、膵液を十二指腸へ分泌している。
b 膵液は、弱酸性で消化を助けている。
c 炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化するすべての酵素の供給を担っている。
d インスリンを血液中に分泌する内分泌腺である。
a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 正 正
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 正
問 5
腎臓及び尿路に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a 腎臓では、血液中の老廃物の除去のほか、水分及び電解質の排出調節が行われてお り、血液の量と組成を維持している。
b 副腎は、腎臓の上部に附属し、副腎皮質からはアドレナリンとノルアドレナリンが、 副腎髄質からはアルドステロンが産生・分泌されている。
c 尿が膀胱に溜まってくると尿意を生じ、膀胱括約筋が緩む時に膀胱壁の排尿筋が収 縮することで尿が尿道へと押し出される。
d 尿のほとんどは水分で、健康な状態であれば、尿素、尿酸等の老廃物、微量の電解質、細菌等の微生物が含まれる。
a b c d
1 正 誤 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 誤
5 誤 正 誤 正
問 6
肛門に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a 直腸粘膜が皮膚へと連なる体外への開口部である。
b 直腸粘膜と皮膚の境目になる部分には、歯状線がある。
c 肛門周囲は、肛門平滑筋で囲まれており、排便を意識的に調節することができる。
d 肛門周囲は、動脈が細かい網目状に通っていて、それらの血管が鬱血すると痔の原因となる。
1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)
問 7
次の循環器系に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 体液(血液やリンパ液)を体内に循環させ、酸素、栄養分等を全身の組織へ送り、 老廃物を排泄器官へ運ぶための器官系で、心臓、血管系、血液、脾臓、リンパ系から なる。
2 心臓から拍出された血液を送る血管を静脈、心臓へ戻る血液を送る血管を動脈という。
3 心臓の右側部分(右心房、右心室)は、肺でガス交換が行われた血液を全身に送り出す。
4 リンパ液の流れは、主に平滑筋の収縮によるものである。
問 8
脾臓に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
a 握りこぶし大のスポンジ状臓器である。
b 胃の後方の左上腹部に位置する。
c 主な働きは、脾臓内を流れる血液から古くなったリンパ球を濾し取って処理することである。
d リンパ球が増殖、密集する組織がないために、血流中の細菌やウイルス等の異物に対する免疫応答は行われない。
a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 誤
3 誤 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 正 誤 誤 正
問 9
血液に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a リンパ球は、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれる。
b 損傷した血管は、血管壁が収縮することで血流を減少させると同時に、損傷部位に白血球が粘着、凝集して傷口を覆う。
c ヘモグロビンは、鉄分と結合したタンパク質で、酸素量の多いところで酸素分子と結合する性質がある。
d アルブミンは、血液の浸透圧を保持する働きがある。
1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)
問 10
筋組織に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
a 筋組織は、筋細胞(筋線維)とそれらをつなぐ結合組織からできているのに対して、 腱は結合組織のみでできているため、伸縮性が高い。
b 平滑筋は、体性神経系に支配されているのに対し、骨格筋は、自律神経系に支配されている。
c 心筋は、心臓壁にある筋層を構成する筋組織で、不随意筋であるが筋線維には骨格筋のような横縞模様がある
d 骨格筋の疲労は、運動を続けることでグリコーゲンが減少し、酸素や栄養分の供給 不足が起こるとともに、グリコーゲンの代謝に伴って生成する乳酸が蓄積して、筋組織の収縮性が低下する現象である。
1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)
※関連記事です