【令和2年度・甲信越③】登録販売者過去問解説【人体の働きと医薬品】

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身体の構造と働き、薬の働く仕組み、副作用の症状等に関する基本的な知識を、購入者への情報提供や相談対応に活用できること

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令和2年度(2020)・甲信越ブロック【午前】

令和2年度・登録販売者試験(税込2200円)
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それでは解説スタートです!

人体の働きと医薬品(全20問)

問 1
胃に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 食道から内容物が送られてくると、その刺激に反応して胃壁の平滑筋が収縮する。
b ペプシノーゲンは、胃酸によって炭水化物を消化する酵素であるペプシンとなり、胃酸とともに胃液として働く。
c 胃内に滞留する内容物の滞留時間は、炭水化物主体の食品の場合には比較的長く、脂質分の多い食品の場合には比較的短い。
d 胃粘液に含まれる成分は、小腸におけるビタミンB12 の吸収にも重要な役割を果たしている。

a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 正 正 正
3 誤 誤 誤 正
4 正 誤 誤 誤
5 誤 正 誤 正

【正解3】
a×食道から内容物が送られてくると、その刺激に反応して胃壁の平滑筋が「弛緩」する。
b×ペプシノーゲンは胃酸によって、「タンパク質」を消化する酵素であるペプシンとなる。
c×炭水化物主体の食品の場合には比較的「短く」、脂肪分の多い食品の場合には比較的「長い」

問 2
小腸に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きによって、膵液中のトリプシノーゲンがトリプシンになる。
b タンパク質は、消化酵素であるリパーゼの作用によって分解を受けるが、小腸粘膜の上皮細胞で吸収されるとタンパク質に再形成され、乳状脂粒(リポタンパク質の一種でカイロミクロンとも呼ばれる)となる。
c 十二指腸の上部を除く小腸の内壁には輪状のひだがあり、その粘膜表面は絨毛に覆われてビロード状になっている。
d 炭水化物とタンパク質は、消化酵素の作用によってそれぞれ二糖類、アミノ酸に分解されて吸収される。

a b c d
1 正 誤 正 誤
2 正 正 誤 正
3 誤 誤 誤 正
4 正 誤 正 正
5 誤 正 正 誤

【正解1】
b×「脂質」は、消化酵素であるリパーゼの作用によって分解を受けるが、小腸粘膜の上皮細胞で吸収されると「脂質」に再形成され、乳状脂粒(リポタンパク質の一種でカイロミクロンとも呼ばれる)となる。
d×炭水化物は「単糖類」に、タンパク質はアミノ酸に分解される。

問 3
胆汁及び肝臓に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 胆汁には、過剰のコレステロールを排出する役割がある。
b 肝臓では、必須アミノ酸を生合成することができる。
c 胆汁に含まれるビリルビンは、赤血球中のヘモグロビンが分解されて生じた老廃物である。
d 肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンAの貯蔵臓器であるが、水溶性ビタミンであるビタミンB6の貯蔵臓器ではない。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、c)
4(b、d) 5(c、d)

【正解2】
b×肝臓では、必須アミノ酸「以外のアミノ酸」を生合成することができる。
d×肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D等のほか、ビタミンB6やB12等の水溶性ビタミンの貯蔵臓器でもある。

問 4
呼吸器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 扁桃はリンパ組織が集まってできている。
b 喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管支といい、そこから肺の中で複数に枝分かれする部分を気管という。
c 肺は、肺自体の筋組織により呼吸運動を行っている。
d 肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から酸素が肺胞気中に拡散し、代わりに二酸化炭素が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。

a b c d
1 正 誤 誤 誤
2 正 正 正 誤
3 正 誤 誤 正
4 誤 誤 正 正
5 誤 正 誤 正

【正解1】
b×気管支と気管が逆である。
喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を「気管」といい、そこから肺の中で複数に枝分かれする部分を「気管支」という。
c×肺自体には肺を動かす筋組織がないため、自力で膨らんだり縮んだりするのではなく、横隔膜や肋間筋によって拡張・収縮して呼吸運動が行われている。
d×酸素と二酸化炭素が逆である。
肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から「二酸化炭素」が肺胞気中に拡散し、代わりに「酸素」が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。

問 5
心臓及び血管系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の右側部分(右心房、右心室)に入り、そこから全身に送り出される。
b 消化管で吸収された物質は一度腎臓を通って代謝や解毒を受けた後に、血流に乗って全身を循環する。
c 血漿中の過剰なコレステロールが血管の内壁に蓄積すると、血液が流れにくくなるとともに、動脈ではその弾力性が損なわれてもろくなる。
d 血管は、自律神経系によって制御される。

a b c d
1 正 誤 正 誤
2 正 正 誤 正
3 誤 正 誤 誤
4 誤 正 正 正
5 誤 誤 正 正

【正解5】
a×肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の「左側部分(左心房、左心室)」に入り、そこから全身に送り出される。右側部分(右心房、右心室)は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。
b×消化管で吸収された物質は一度「肝臓」を通って代謝や解毒を受けた後に、血流に乗って全身を循環する。

問 6
血管系に関する次の記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。

毛細血管の薄い血管壁を通して、( a )と( b )が血液中から組織へ運び込まれ、それと交換に( c )や( d )が組織から血液中へ取り込まれる。

1 a酸素    b老廃物 c二酸化炭素 d栄養分
2 a酸素    b栄養分 c二酸化炭素 d老廃物
3 a二酸化炭素 b老廃物 c酸素    d栄養分
4 a二酸化炭素 b栄養分 c酸素    d老廃物

【正解2】
毛細血管の薄い血管壁を通して、( a酸素 )と( b栄養分 )が血液中から組織へ運び込まれ、それと交換に( c二酸化炭素 )や( d老廃物 )が組織から血液中へ取り込まれる。

問 7
泌尿器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 腎小体では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。
b 食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する。
c 副腎皮質では、自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される。
d 男性では、加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。

a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 誤 誤 誤
3 誤 正 誤 正
4 正 正 誤 正
5 正 誤 正 正

【正解3】
a×「尿細管」では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。
c×「副腎髄質」では、自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される。

問 8
目の充血に関する次の記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。

目の充血は血管が( a )して赤く見える状態であるが、( b )の充血では白目の部分だけでなく眼瞼の裏側も赤くなる。( c )が充血したときは、眼瞼の裏側は赤くならず、( c )自体が乳白色であるため、白目の部分がピンク味を帯びる。

1 a収縮 b強膜 c結膜
2 a収縮 b結膜 c強膜
3 a拡張 b強膜 c結膜
4 a拡張 b結膜 c強膜

【正解4】
目の充血は血管が( a拡張 )して赤く見える状態であるが、( b結膜 )の充血では白目の部分だけでなく眼瞼の裏側も赤くなる。( c強膜 )が充血したときは、眼瞼の裏側は赤くならず、( c強膜 )自体が乳白色であるため、白目の部分がピンク味を帯びる。

問 9
鼻及び耳に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 小さな子供では、耳管が太く短くて、走行が垂直に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入し感染が起こりやすい。
b 蝸牛は、水平・垂直方向の加速度を感知する部分と、体の回転や傾きを感知する部分に分けられる。
c 鼻中隔の前部は、毛細血管が少ないことに加えて粘膜が厚いため、傷つきにくく鼻出血を起こしにくい。
d においに対する感覚は順応を起こしにくく、長時間同じにおいを嗅いでいても、そのにおいをいつまでも鋭敏に感じる。

a b c d
1 誤 誤 誤 誤
2 誤 正 誤 誤
3 誤 正 正 正
4 正 誤 誤 正
5 正 正 正 誤

【正解1】
a×小さな子供では、耳管が太く短くて、走行が「水平」に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入し感染が起こりやすい。
b×「前庭」は、水平・垂直方向の加速度を感知する部分と、体の回転や傾きを感知する部分に分けられる。蝸牛は聴覚器官である。
c×鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。
d×においに対する感覚は非常に鋭敏であるが順応を「起こしやすく」、長時間同じにおいを嗅いでいると「次第にそのにおいを感じなくなる」

問 10
皮膚に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a ヒトの皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しており、それら微生物の存在によって、皮膚の表面での病原菌の繁殖が抑えられている。
b 汗腺には、腋窩(わきのした)などの毛根部に分布するエクリン腺と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布するアポクリン腺の二種類がある。
c メラニン色素は、表皮の最下層にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
d 皮脂は、皮膚を潤いのある柔軟な状態に保つとともに、外部からの異物に対する保護膜としての働きがある。

a b c d
1 正 正 誤 誤
2 誤 誤 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 誤
5 正 正 正 正

【正解3】
b×エクリン腺とアポクリン腺が逆である。
腋窩(わきのした)などの毛根部に分布する「アポクリン腺」と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布する「エクリン腺」の二種類がある。

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