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【令和2年度・甲信越③】登録販売者過去問解説【人体の働きと医薬品】

過去問題・解説

問 11
骨格系及び筋組織に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 随意筋(骨格筋)は自律神経系で支配されるのに対して、不随意筋(平滑筋及び心筋)は体性神経系に支配されている。
b 骨は生きた組織であるが、身体の成長が停止した後では、骨形成は起こらず、骨吸収だけが進行する。
c 骨には、造血機能があり、骨髄で産生される造血幹細胞から赤血球、白血球、血小板が分化することにより、体内に供給する。
d 骨格筋の疲労は、運動を続けることでエネルギー源として蓄えられているグリコーゲンが減少し、酸素や栄養分の供給不足が起こるとともに、グリコーゲンの代謝に伴って生成する乳酸が蓄積して、筋組織の収縮性が低下する現象である。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、c)
4(b、d) 5(c、d)

【正解5】
a×自律神経系と体制神経系が逆である。
随意筋(骨格筋)は「体制神経系」で支配されるのに対して、不随意筋(平滑筋及び心筋)は「自律神経系」に支配されている。
b×骨は生きた組織であり、成長が停止した後も一生を通じて破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が行われていて、骨吸収と骨形成とが互いに密接な連絡を保ちながら進行する。

問 12
自律神経系の働きに関する次の記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。

自律神経系は、交感神経系と副交感神経系からなる。概ね、交感神経系は( a )に対応した態勢をとるように働き、副交感神経系は( b )となるように働く。交感神経の節後線維の末端から神経伝達物質の( c )が放出され、副交感神経の節後線維の末端から神経伝達物質の( d )が放出される。ただし、汗腺を支配する交感神経線維の末端では、例外的に( d )が伝達物質として放出される。

1 a緊張状態 b安息状態 cアセチルコリン  dノルアドレナリン
2 a緊張状態 b安息状態 cノルアドレナリン dアセチルコリン
3 a安息状態 b緊張状態 cアセチルコリン  dノルアドレナリン
4 a安息状態 b緊張状態 cノルアドレナリン dアセチルコリン

【正解2】
自律神経系は、交感神経系と副交感神経系からなる。概ね、交感神経系は( a緊張状態 )に対応した態勢をとるように働き、副交感神経系は( b安息状態 )となるように働く。交感神経の節後線維の末端から神経伝達物質の( cノルアドレナリン )が放出され、副交感神経の節後線維の末端から神経伝達物質の( dアセチルコリン )が放出される。ただし、汗腺を支配する交感神経線維の末端では、例外的に( dアセチルコリン )が伝達物質として放出される。

問 13
医薬品の代謝及び排泄に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 腎機能が低下した人では、正常な人に比べて有効成分の尿中への排泄が早まるため、医薬品の効き目が十分に現れず、副作用も生じにくい。
b 多くの有効成分は、血液中で血漿タンパク質と結合して複合体を形成しており、その複合体は腎臓で濾過されないため、有効成分が長く循環血液中に留まることとなり、作用が持続する原因となる。
c 医薬品の有効成分は未変化体のままで、あるいは代謝物として、体外へ排出されるが、肺から呼気中へ排出されることはない。

a b c
1 正 誤 誤
2 正 正 誤
3 誤 誤 正
4 正 正 正
5 誤 正 誤

【正解5】
a×腎機能が低下した人では、正常の人よりも有効成分の尿中への排泄が「遅れ」、血中濃度が下がりにくい。そのため、医薬品の効き目が「過剰に現れたり」、副作用を「生じやすくなったり」する。
c×腎臓から尿中へ、肝臓から胆汁中へ、「肺から呼気中へ」排出される。

問 14
薬の体内での働きに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 医薬品が摂取された後、成分が吸収されるにつれてその血中濃度は上昇し、ある最小有効濃度(閾値)を超えたときに生体の反応としての薬効が現れる。
b 全身作用を目的とする医薬品の多くは、使用後の一定期間、その有効成分の血中濃度が、最小有効濃度未満の濃度域と、毒性が現れる濃度域の間の範囲に維持されるよう、使用量及び使用間隔が定められている。
c 血中濃度はある時点でピークに達し、その後は低下していくが、これは吸収・分布の速度が代謝・排泄の速度を上回るためである。
d 一度に大量の医薬品を摂取して血中濃度を高くしても、ある濃度以上になるとより強い薬効は得られなくなり、有害な作用も現れにくくなる。

1(a、b) 2(a、c) 3(a、d)
4(b、d) 5(c、d)

【正解1】
c×「代謝・排泄」の速度が「吸収・分布」の速度を上回るためである。
d×ある程度以上になるとより強い薬効は得られなくなるが、「有害な作用は現れやすくなる」

問 15
医薬品の剤形に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 口腔内崩壊錠は、薬効を期待する部位が口の中や喉に対するものである場合が多く、飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用する。
b チュアブル錠は、表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで食道に流し込む必要がある。
c カプセルの原材料として広く用いられているゼラチンはブタなどのタンパク質を主成分としているため、ゼラチンに対してアレルギーを持つ人はカプセル剤の使用を避けるなどの注意が必要である。
d 外用液剤は、有効成分を霧状にする等して局所に吹き付ける剤形であり、手指等では塗りにくい部位や、広範囲に適用する場合に適している。

a b c d
1 正 誤 誤 正
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 正 正
4 誤 誤 正 誤
5 正 正 誤 誤

【正解4】
a×口腔内崩壊錠は、口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされているため、水なしで服用することができる。
記述は、トローチ・ドロップの内容。
b×チュアブル錠は、口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形であり、水なしでも服用できる。
記述は、顆粒剤の内容。
d×外用液剤は、外用の液状製剤であり、軟膏剤やクリーム剤に比べて患部が乾きやすい。
記述は、スプレー剤の内容。

問 16
ショック(アナフィラキシー)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a ショックは、生体異物に対する遅延型のアレルギー反応の一種である。
b 医薬品によるショックは、以前にその医薬品によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人では起きる可能性が低い。
c 一般に、顔や上半身の紅潮・熱感、皮膚の痒みなど、複数の症状が現れる。

a b c
1 正 誤 誤
2 正 正 誤
3 誤 誤 正
4 誤 正 正
5 正 誤 正

【正解3】
a×ショックは、生体異物に対する「即時型」のアレルギー反応の一種である。
b×以前にその医薬品によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人で起きる可能性が「高い」

問 17
医薬品の副作用として現れる偽アルドステロン症に関する次の記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。

偽アルドステロン症は、体内に( a )と水が貯留し、体から( b )が失われることによって生じる病態である。アルドステロン分泌が増加していないにもかかわらずこのような状態となることから、偽アルドステロン症と呼ばれている。主な症状に、手足の脱力、( c )、筋肉痛、こむら返り、倦怠感、手足のしびれ、頭痛、むくみ(浮腫)、喉の渇き、吐きけ・嘔吐等があり、病態が進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困難、痙攣等を生じる。

1 aカリウム  bナトリウム c血圧低下
2 aカリウム  bナトリウム c血圧上昇
3 aナトリウム bカリウム  c血圧低下
4 aナトリウム bカリウム  c血圧上昇

【正解4】
偽アルドステロン症は、体内に( aナトリウム )と水が貯留し、体から( bカリウム )が失われることによって生じる病態である。アルドステロン分泌が増加していないにもかかわらずこのような状態となることから、偽アルドステロン症と呼ばれている。主な症状に、手足の脱力、( c血圧上昇 )、筋肉痛、こむら返り、倦怠感、手足のしびれ、頭痛、むくみ(浮腫)、喉の渇き、吐きけ・嘔吐等があり、病態が進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困難、痙攣等を生じる。

問 18
消化器系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 消化性潰瘍は、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が現れる。
b 消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることもある。
c イレウス様症状は、医薬品の作用によって腸管運動が亢進した状態で、激しい腹痛、嘔吐、軟便や下痢が現れる。
d イレウス様症状は、小児や高齢者では発症のリスクが低い。

a b c d
1 誤 正 正 正
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 正 正
4 正 正 正 誤
5 誤 誤 誤 誤

【正解2】
c×医薬品の作用によって腸管運動が「麻痺して腸内容物の通過が妨げられた」状態で、激しい腹痛やガス排出(おなら)の停止、嘔吐、「腹部膨満感を伴う著しい便秘」が現れる。
d×小児や高齢者、普段から便秘傾向のある人は、発症のリスクが「高い」

問 19
呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 間質性肺炎は、気管支が炎症を生じたものである。
b 間質性肺炎は、息切れ・息苦しさ等の呼吸困難、空咳(痰の出ない咳)、発熱等の症状を呈する。
c 喘息は、内服薬で誘発され、坐薬や外用薬で誘発されることはない。
d 喘息は、一般的に原因となる医薬品の使用から1~2週間程度で起きることが多い。

a b c d
1 誤 誤 正 正
2 正 正 正 誤
3 誤 正 誤 正
4 誤 正 誤 誤
5 正 誤 誤 正

【正解4】
a×間質性肺炎は、「肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織(間質)」が炎症を起こしたものである。気管支又は肺胞が炎症を生じたものは、通常の肺炎。
c×喘息は、内服薬のほか、「坐薬や外用薬でも誘発されることがある」
d×喘息は、原因となる医薬品の使用後、「短時間(1時間以内)」のうちに起きる。医薬品の使用開始から1~2週間程度で起きることが多いのは、間質性肺炎。

問 20
精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 眠気を催すことが知られている医薬品を使用した後は、乗物や危険な機械類の運転操作に従事しないよう十分注意することが必要である。
b 医薬品の副作用による精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適正な使用がなされた場合に限られる。
c 無菌性髄膜炎は、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人で発症リスクが高い。
d 無菌性髄膜炎は、多くの場合、発症は緩やかで、頭痛やめまい、浮動感、不安定感の症状が現れる。

a b c d
1 誤 誤 誤 正
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 正 誤 正 誤

【正解5】
b×精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適正な使用がなされた場合に「限らず、通常の用法・用量でも発生することがある」
d×無菌性髄膜炎は、多くの場合、「発症は急性で、首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐きけ・嘔吐、意識混濁等」の症状が現れる。
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