【令和2年度・四国②】登録販売者過去問解説【主な医薬品とその作用】

過去問題・解説
「主な医薬品とその作用」の目的はこれ!

 一般用医薬品において用いられる主な有効成分に関して基本的な効能効果及びその特徴、飲み方や飲み合わせ、年齢、基礎疾患等、効き目や安全性に影響を与える要因、起こり得る副作用等につき理解し、購入者への情報提供や相談対応に活用できること
各薬効群の医薬品に関する情報提供、相談対応における実践的な知識が理解できること

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令和2年度(2020)・四国ブロック【午前】

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それでは解説スタートです!

主な医薬品とその作用(全40問)

問 1
かぜ(感冒)及びかぜ薬(総合感冒薬)に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

a かぜの約8割は、細菌の感染が原因であるが、それ以外にウイルスの感染や、まれに冷気や乾燥、アレルギーのような非感染性の要因による場合もある。
b かぜ薬は、咳で眠れなかったり、発熱で体力を消耗しそうなときなどに、それら諸症状の緩和を図る対症療法薬である。
c かぜは、単一の疾患ではなく、医学的にはかぜ症候群といい、通常は数日~1週間程度で寛解し、予後は良好である。
d 発熱、咳、鼻水など症状がはっきりしている場合には、症状を効果的に緩和させるため、かぜ薬(総合感冒薬)を選択することが最適である。

1(a、b) 2(a、d)
3(b、c) 4(c、d)

【正解3】
a×かぜの約8割は「ウイルス」の感染が原因であるが、それ以外に細菌の感染や、まれに冷気や乾燥、アレルギーのような非感染性の要因による場合もある。
d×発熱、咳、鼻水など症状がはっきりしている場合には、症状を効果的に緩和させるため、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬、鼻炎を緩和させる薬などを選択することが望ましい。

問 2
次のうち、15 歳未満の小児で水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっているときは使用を避ける必要がある解熱鎮痛成分を1つ選びなさい。

1 アセトアミノフェン
2 コデインリン酸塩
3 エテンザミド
4 メチルエフェドリン
5 クロルフェニラミンマレイン酸塩

【正解3】
エテンザミドの他に、サリチルアミドが該当する。

問 3
グリチルリチン酸に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a グリチルリチン酸は、モルヒネと同じ基本構造を持つことから、鎮痛作用を示すと考えられている。
b 医薬品では1日の摂取量が、グリチルリチン酸として、200 mg を超えないよう用量が定められている。
c グリチルリチン酸を大量に摂取すると、偽アルドステロン症を生じるおそれがある。
d グリチルリチン酸は、甘味料として一般食品や医薬部外品などにも広く用いられている。

a b c d
1 正 誤 正 正
2 正 正 誤 誤
3 誤 誤 誤 正
4 誤 正 正 誤
5 誤 正 正 正

【正解5】
a×グリチルリチン酸は、化学構造がステロイド性抗炎症成分に類似していることから、抗炎症作用を示すと考えられている。
モルヒネと同じ基本構造を持つ成分は、コデインリン酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩であり、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれる。

問 4
眠気を促す薬とその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、睡眠改善薬として一時的な睡眠障害の緩和に用いられるだけではなく、慢性的に不眠症状がある人や、医療機関において不眠症の診断を受けている人も対象としている。
b 小児及び若年者では、ジフェンヒドラミン塩酸塩により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。
c 抑肝散は、体力中等度をめやすとして幅広く用いることができ、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症、歯ぎしり、更年期障害、血の道症に適している。
d ブロモバレリル尿素を含有する催眠鎮静薬は、胎児に障害を引き起こす可能性はないため、妊婦の睡眠障害の緩和に適している。

a b c d
1 正 誤 正 誤
2 正 正 誤 誤
3 誤 誤 誤 正
4 誤 正 正 誤
5 誤 正 正 正

【正解4】
a×抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、睡眠改善薬として一時的な睡眠障害の緩和に用いられるものであり、慢性的に不眠症状がある人や、医療機関において不眠症の診断を受けている人を対象とするものではない。
d×ブロモバレリル尿素は胎児に障害を引き起こす可能性があるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避けるべきである。

問 5
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に配合される成分について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

a スコポラミン臭化水素酸塩水和物 ― 抗コリン成分
b メクリジン塩酸塩        ― 鎮静成分
c ジメンヒドリナート       ― 抗ヒスタミン成分
d ジプロフィリン         ― 局所麻酔成分

1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

【正解2】
b×メクリジン塩酸塩は、抗ヒスタミン成分。
鎮静成分には、ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素がある。
d×ジプロフィリンは、中枢神経系を興奮させるキサンチン系成分。
局所麻酔成分には、アミノ安息香酸エチルがある。

問 6
かぜの症状緩和に用いられる次の漢方処方製剤のうち、構成生薬としてカンゾウ及びマオウの両方を含むものの組合せを下欄から選びなさい。

a 葛根湯
b 小青竜湯
c 麦門冬湯
d 小柴胡湯

1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

【正解1】
c×:麦門冬湯は、カンゾウを含むがマオウは含まない。
d×:小柴胡湯は、カンゾウを含むがマオウは含まない。

問 7
鎮咳去痰薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a コデインリン酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩については、その作用本体であるコデイン、ジヒドロコデインがモルヒネと同じ基本構造を持つ。
b エチルシステイン塩酸塩は、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させる。
c ノスカピン、デキストロメトルファン臭化水素酸塩、チペピジンヒベンズ酸塩は、麻薬性鎮咳成分と呼ばれる。
d グアイフェネシンは、気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示す。

a b c d
1 正 正 誤 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 誤 正

【正解2】
c×ノスカピン、デキストロメトルファン臭化水素酸塩、チペピジンヒベンズ酸塩は、「非麻薬性鎮咳成分」と呼ばれる。
麻薬性鎮咳成分と呼ばれるのは、コデインリン酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩。

問 8
口腔咽喉薬及び含嗽薬に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

a 口腔咽喉薬には、鎮咳成分や気管支拡張成分、去痰成分が配合されている。
b 噴射式の液剤では、息を吸いながら噴射すると気管支や肺に入ってしまうおそれがあるため、軽く息を吐いたり、声を出しながら噴射することが望ましい。
c ヨウ素系殺菌消毒成分が口腔内に使用される場合、甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性がある。
d クロルヘキシジングルコン酸塩が配合された含嗽薬は、口腔内に傷やひどいただれのある人でも強い刺激を生じることなく使用することができる。

1(a、c) 2(a、d)
3(b、c) 4(b、d)

【正解3】
a×口腔咽喉薬には、鎮咳成分や気管支拡張成分、去痰成分は配合されていない。配合されている場合には、鎮咳去痰薬に分類される。
d×クロルヘキシジングルコン酸塩が配合された含嗽薬は、口腔内に傷やひどいただれのある人では、強い刺激を生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。

問 9
胃腸薬とその有効成分に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。

1 アルジオキサは、アルミニウムを含む成分であるため、透析を受けている人は使用を避ける必要がある。
2 タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンは、牛乳に含まれるタンパク質から精製された成分であるため、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。
3 セトラキサート塩酸塩は、代謝されてトラネキサム酸を生じるため、血栓のある人、血栓を起こすおそれのある人が使用した場合、生じた血栓が分解されにくくなることがある。
4 ロペラミド塩酸塩は、食あたりや水あたりの下痢にも使用できる。

【正解4】
ロペラミド塩酸塩が配合された止瀉薬は、食べすぎ・飲みすぎによる下痢、寝冷えによる下痢の症状に用いられることを目的としており、食あたりや水あたりによる下痢については適用対象でない。

問 10
腸の不調を改善する目的で用いられる漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

a 桂枝加芍薬湯は、構成生薬にカンゾウを含まない。
b 麻子仁丸は、構成生薬としてダイオウを含む。
c 大黄甘草湯は、体力に関わらず広く応用される。
d 大黄牡丹皮湯は、胃腸が弱く下痢しやすい人に適している。

1(a、b) 2(a、d)
3(b、c) 4(c、d)

【正解3】
a×桂枝加芍薬等は、構成生薬としてカンゾウを含む。
d×大黄牡丹皮湯は、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

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