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【令和元年・四国②】登録販売者過去問解説【主な医薬品とその作用】

過去問題・解説

※2019年 10月24日 実施
香川県・ 愛媛県・ 高知県 の共通問題

全国平均合格率 43.4%
四国平均合格率 31.0%

全国平均よりも、かなり難しい問題傾向となりました。

主な医薬品とその作用
問題作成ポイントはこれ!

一般用医薬品において用いられる主な有効成分に関して基本的な効能効果及びその特徴、飲み方や飲み合わせ、年齢、基礎疾患等、効き目や安全性に影響を与える要因、起こり得る副作用等につき理解し、購入者への情報提供や相談対応に活用できること
各薬効群の医薬品に関する情報提供、相談対応における実践的な知識が理解できること

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令和元年(2019)・四国ブロック【午前】

主な医薬品とその作用(全40問)

問 21
かぜ薬に配合される成分とその主な作用の関係について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

a セミアルカリプロティナーゼ --- 抗炎症作用
b ノスカピン ----------- 鼻汁分泌抑制作用
c クロルフェニラミンマレイン酸塩 - 鎮咳作用
d ブロムヘキシン塩酸塩 ------ 去痰作用

1(a、b) 2(a、d)
3(b、c) 4(c、d)

【正解2】
b×
ノスカピン:鎮咳作用
c×
クロルフェニラミンマレイン酸塩:鼻汁分泌抑制作用

問 22
アスピリンに関する次の記述について、正しいものを1つ選びなさい。

1  アスピリンは、15 歳未満の者に対しても、一般用医薬品として使用できる。
2  アスピリンは、胎児や出産時の母体の影響を考慮して、出産予定日21週間以内の使用を避ける。
3  アスピリンは、他の解熱鎮痛成分に比較して胃腸障害を起こしにくく、胃粘膜への悪影響がない。
4  アスピリンは、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがあり、主な症状に、全身倦怠感、黄疸のほか、発熱、発疹、皮膚の掻痒感、吐き気がある。

【正解4】
1×
15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も一般用医薬品として使用してはならない。
2×
血液を凝固しにくくさせる作用もあるため、胎児や出産時の母体への影響を考慮して、出産予定日「12週間以内」の使用を避ける。
3×
他の解熱鎮痛成分に比較して胃腸障害を「起こしやすい」。アスピリンアルミニウム等として胃粘膜への悪影響の軽減を図っている製品もある。

問 23
眠気を促す薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a  ジフェンヒドラミン塩酸塩は、抗ヒスタミン成分の中でも特に中枢作用は弱い。
b  脳内におけるヒスタミン刺激が低下すると眠気が促されるため、この作用を期待してブロモバレリル尿素が配合されている製品がある。
c  センソ、ゴオウ、ジャコウ、ロクジョウの生薬成分が複数配合されている製品がある。
d  アリルイソプロピルアセチル尿素は、反復して摂取すると依存を生じ、これらの成分が配合された医薬品は、本来の目的から逸脱した使用(乱用)がなされることがある。

a b c d
1 誤 誤 正 誤
2 誤 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 誤 誤 正
5 正 正 誤 誤

【正解4】
a×
ジフェンヒドラミン塩酸塩は、抗ヒスタミン成分の中でも特に中枢作用が「強い」。
b×
記載は、ジフェンヒドラミン塩酸塩等の抗ヒスタミン成分の内容。
ブロモバレリル尿素は、脳の興奮を抑え痛覚を鈍くする鎮静成分。
c×
神経の興奮・緊張緩和を期待して、チョウトウコウ、サンソウニン、カノコソウ、チャボトケイソウ、ホップ等の生薬成分が複数配合されている製品がある。
センソ、ゴオウ、ジャコウ、ロクジョウは、心筋に直接刺激を与えその収縮力を高める作用(強心作用)がある。

問 24
カフェインに関する次の記述について、( )に入れるべき字句の正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量はカフェインとして( a )、1日摂取量はカフェインとして( b )が上限とされている。

1 a20mg b50mg
2 a20mg b100mg
3 a50mg b200mg
4 a200mg  b500mg
5 a400mg  b1,000mg

【正解4】
眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量はカフェインとして( 200mg )、1日摂取量はカフェインとして( 500mg )が上限とされている。

問 25
鎮暈薬に関する次の記述について、正しいものを1つ選びなさい。

1  スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しやすいとされるが、腎臓で速やかに代謝されるため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は短い。
2  乗物酔いの発現には、不安や緊張などの心理的な要因による影響も大きく、それらを和らげることを目的として、アミノ安息香酸エチルが配合されている場合がある。
3  ジフェニドール塩酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
4  メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが早く持続時間が長い。

【正解3】
1×
スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しやすいとされるが、「肝臓」で速やかに代謝されてしまうため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は短い。
2×
記載は、ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素等の鎮静成分の内容。
アミノ安息香酸エチルは、胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐きけを抑えることを目的とする局所麻酔成分。
4×
メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが「遅く」、持続時間が長い。

問 26
次のかぜの症状緩和に用いられる漢方処方製剤のうち、糖尿病の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがあるものの組合せを下欄から選びなさい。

a 麦門冬湯
b 小青竜湯
c 桔梗湯
d 葛根湯

1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

【正解3】
a×
b○:マオウを含む
c×
d○:マオウを含む

問 27
鎮咳去痰薬に配合される生薬成分及び漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

a  セネガは、ヒメハギ科のセネガ又はヒロハセネガの根を基原とする生薬で、去痰作用を期待して用いられるが、糖尿病の検査値に影響を生じることがあるので、注意が必要である。
b  キョウニンは、バラ科のホンアンズ、アンズ等の種子を基原とする生薬で、体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示す。
c  麦門冬湯は、体力中等度以下で、痰が切れにくく、ときに強く咳こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳、気管支炎、気管支喘息、咽頭炎、しわがれ声、水様痰の多い人に適する。
d  半夏厚朴湯は、体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う不安神経症、神経性胃炎、つわり、咳、しわがれ声、のどのつかえ感に適する。

a b c d
1 誤 正 誤 誤
2 正 正 誤 正
3 正 正 正 正
4 誤 誤 正 誤
5 正 誤 誤 正

【正解2】
c×
麦門冬湯は、水様痰の多い人には不向きとされる。

問 28
口腔咽喉薬・含嗽薬に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

a  有効成分が生薬成分、グリチルリチン酸二カリウム、セチルピリジニウム塩化物等のみからなる製品で、効能・効果が「痰、喉の炎症による声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み、喉の腫れ、口腔内や喉の殺菌・消毒・洗浄又は口臭の除去」の範囲に限られるものについては医薬部外品として扱われている。
b  トローチ剤やドロップ剤のうち、鎮咳成分が配合されているものについては、噛み砕いて服用する必要がある。
c  含嗽薬は、水で用時希釈又は溶解して使用するものが多いが、調製した濃度が濃いほうがより効果を得られる。
d  咽頭の粘膜に付着したアレルゲンによる喉の不快感等の症状を鎮めることを目的として、口腔咽喉薬に抗ヒスタミン成分が配合されている場合があるが、この場合、鎮咳去痰薬のように、咳に対する薬効を標榜することは出来ない。

1(a、c) 2(a、d)
3(b、c) 4(b、d)

【正解2】
b×
トローチ剤やドロップ剤は、有効成分が口腔内や咽頭部に行き渡るよう、「口中に含み、噛まずにゆっくり溶かすようにして」使用されることが重要である。
口腔咽喉薬に鎮咳成分は配合されない。配合されている場合には、鎮咳去痰薬に分類される。
c×
含嗽薬は、調製した濃度が濃すぎても薄すぎても効果が十分得られない。

問 29
次の生薬成分のうち、小児の疳を適応症とする漢方処方製剤に配合され、鎮静作用のほか血液の循環を促す作用があるとされるものを1つ選びなさい。

1 オウレン
2 ラタニア
3 シャクヤク
4 ユウタン
5 ゴオウ

【正解5】

問 30
漢方処方製剤とその主な適応症の関係について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

a 芍薬甘草湯 - 筋肉の痙攣、腹痛
b 抑肝散 --- 発熱、胃炎
c 六君子湯 -- 強心作用
d 桔梗湯 --- 扁桃炎

1(a、b) 2(a、d)
3(b、c) 4(c、d)

【正解2】
b×
抑肝散:神経症、不眠症、小児疳症、更年期障害等
c×
六君子湯:胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、食欲不振、嘔吐等
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